インスタ映えしない

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海外インスタ。人の写真を見ていると自分のも見てもらいたくなるのが心情。iPhoneで撮影した日常などをアップしてみるのですけど、まあリアクションのなさに愕然としますね。無力感というか、まるで大海原に小石を放り投げてるみたいな。

「いいね」欲しさに(笑)いかにもトーキョー風な写真をアップしてみてはどうだろうかと、カメラを持って外に出てみました。

できあがった写真を眺めていて、まず、自分の写真のセンスのなさに憮然。それにさ、別に僕がわざわざ桜の写真をインスタにアップする必要性もないだろうな、と。

そんなある日、いつものようにふらふらと人のインスタ記事を流し見していたら、何となく見覚えのある写真に遭遇。

ん?こ、これは。

何と、僕がアップした写真じゃないですか。投稿はインドから、もちろん全く知らない人で、インスタでフォローしてもされてもない赤の他人です。僕の写真を(たぶんスクリーンショット撮って)一旦取り込んでから自分の作品?として普通に掲載しています。つまり確信犯的完全なる盗用。面白いことにその写真にまあまあの数の「いいね」が付いているの。僕のオリジナルバージョンは全くスルーされているというのに。

笑っちゃうね。

ま、マイペースでやっていきましょう。楽しまなきゃ。

*撮った写真を載せるところもないのでここにアップさせていただきます。(我ながら本当に何の面白みもない写真だなあ。)

キダオレ日記 UA

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左:ネックレス/FLORIAN 右:Tシャツ/biscuithead

何だかんだでユナイテッドアローズにはやはり毎年お世話になります。あちこちあるけど、キャットストリートのDISTRICTは必ずチェック。今どきなかなか攻撃的なセレクションをしてくれていて行くのが楽しみ、階段上る時いつも胸が高鳴ります。

まあ「パーティで1回着たら終わり」という感じの服を買うのは今の僕のライフスタイルにそぐわず、だいたい「見るだけ」なんですけどね。(実際はB&Yとかで現実的なアイテムを買っています。そういう人、案外多いんじゃないかな。)

この日はピンクのTシャツとシルバーのネックレスを入手。どちらも普段の僕の中に全くないイメージですけど、ま、たまには冒険も必要。無骨ながらもエレガントを兼ね備えたシルバーは身に付けると想像以上に気分が高揚します。

画像

DJ INFO

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HEY SONG

ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

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アイコがリズムに合わせてタイムシャウトする。下北沢がこれにすぐさま反応し、4回目の「ヘイ!」で完全に同期する。汗に濡れた前髪の隙間から輝くアイコの目はすでにトランスして焦点はどこにもない。

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どちらかといえば地味だけど、実直で職人タイプのギタリストだと最初は思っていた。それが初ツアー=大阪のステージで何の前触れもなく暴れ出した。あの夜、BimBamBoomのフォーメーションが変わった。それまで事実上ワントップだった前田サラがアイコの爆発に驚いて苦笑いしたシーンが忘れられない。

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今やアイコはBimBamBoomのアジテータだ。

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マリーヌの身体はシャネルの赤いルージュでできている。彼女が弦を弾(はじ)くと男たちは骨が抜けたみたいにぐにゃぐにゃになって、あとはなされるがまま死ぬまで踊り続ける。裏拍にアクセントの置かれたベースがンーダ、ンダ、ンダ、ンダ、ンーダ、ンダ、ンダ、ンダ、、竜のように身をくねらせながら地を這う。

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曲は「ロックンロール」。イギリスのグラムロッカー=ゲイリーグリッター唯一のヒットソングだ。本国ではマークボランを圧倒するほどの人気を誇るグラム界のスーパースターだったが、何故か海の外では全く評価されず、日本ではその存在すらほとんど知られていない。「ヘイ!」が繰り返されるだけのリスナーをおちょくったような歌詞で、地元ではそのまま「ヘイソング」と呼ばれていた。のろいテンポのさして激しくもない曲だが、そのシャッフルは何万人もの酔っ払いの腰を捉え愛されてきた。

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それが時空を超えて今夜、下北沢に降臨した。

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キーボードのアユミが、その清楚で可憐な風貌からは想像できないような邪悪なソロを空間に押し込んでいる。「赤ずきんちゃん」のストーリーが頭をよぎる。美しい少女が表情も変えずに鼻歌を歌いながらオオカミの腹を裂き、石を詰めて湖の底に沈めるという物語だ。

鍵盤の上をはしる彼女の繊細な指先は紅く、口元にたずさえたアルカイックな微笑みは恐ろしくも美しい。

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ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

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下北沢は母親の腹の中にいる時からこの曲を聴いていたみたいにシャウトポイントを完全に把握している。アイコがさらに追い討ちをかける。下北沢が呼応する。

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ズングダッカ、ズングダッカ、ズングダッカ、ズングダッカ、、アフリカの密教音楽を思わせるようなリズムが地下を揺らしている。山口美代子の耳にはそれはどんな風に聴こえているのだろうか?彼女の中で、もっとたくさんの音が鳴っているように見える。部族がまるごと体の中に入っていて一斉に太鼓を叩いているような。あるいは完璧なまでの静寂か。澄み切った水面に一定の間隔で落ちる水滴の音。いずれにしても導き出される答えは同じ。そう、彼女は演奏しているのではない。彼女が音楽なんだ。山口美代子がリズムなんだ。

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前田サラが脱退のニュースを聞いてファンの誰もが青ざめた。前田サラのいないBimBamBoom。前田サラ以外のサックス吹きのいるBimBamBoom 。そんなBimBamBoomは想像できなかった。

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仮にすげえサックスプレーヤーが見つかったとして、どこの誰かもわからない奴を迎え入れるなんてゴメンだね。オレたちは前田サラのいるBimBamBoomを応援してきたんだ。カマシが来たって願い下げだぜ。

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そんな思いは、コイツのブローがすべて吹き飛ばした。芸名をMisakingArrowって言うらしい。何て呼べばいいのかわからないが、とにかくあれこれKingなのは間違いない。音がデカい。態度もデカいし、スケールもデカい。アルトがテナーになったとか、そんなレベルじゃないデカい変化をバンドにもたらした。

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でも不思議だな。BimBamBoomはBimBamBoomのままだ。前からずっとこんなだったような気すらする。

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工事中の下北沢駅から電車に乗って渋谷で東横線に乗り換える。岡本太郎の爆発している芸術作品の前あたりまで来ると、少し気分がほっとする。長く東横線エリアで生活する者にとって、京王線沿線はアウエー感があってどうも落ち着かないのだ。

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渋谷駅の構内で丈の長いコートを引きずった若者たちが何人か集まっているエリアがあった。みんな何かを待っている様子だった。昔ならナンパということだろうが、そんな感じでもない。電車の中で、あれはきっと、インスタ用の写真を撮るタイミングを見計らっていたのだと気がついた。何を撮ろうとしていたのかのは知る術もない。

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頭の中ではずっとアイコがシャウトし続けていた。

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ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

ヘイ!

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注:「赤ずきん」の物語は筆者の空想のもので実際のストーリーとは異なります。

キダオレ日記 ストール

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鮮やかな赤いストールはアニエスベー。色にはもともと強いアニエスですけど、今季は特にカラフルなアイテムが目を惹きました。アフリカの染物かしら?強い太陽の下でないとこういう色は出ないんじゃないかと思います。真夏に活躍しそう。

キダオレ日記

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今夜は都内某所で開催されるクローズドのイベントでDJします。立ち位置としては給仕さんたちやカメラさんと同じスタッフのひとり、つまり黒子ですので衣装もそれなりに。まあオールブラックが無難ですね。ようやく春らしい陽気になってきたので、昨年のシーズンアウト時期に滑り込みで買った5351のセットアップに袖を通します。気分上がるなあ。この素材感で敢えてのダブル。ゴーイチはいつの時代も期待に応えてくれます。

インスタグラム

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最近ハマっているものと言えば、恥ずかしながら「インスタグラム」です。

何をいまさら?と、言われそうだけど、これまであまりインスタの何が楽しいのかよくわかってなかったんだよね。友だちの自撮りとか、ペットとか、食べたもの、見た風景の写真がずらりと並んでいて、まあフェイスブックとそんなに景色が変わるわけでもない。たまに「いいね」と思うのは、彼らが海外旅行先で撮影した写真、あるいはプロの写真家やグライフィックデザイナーなどのクリエイティブな仕事をしている人の写真。たぶん僕は友人たちの日常生活にあまり興味がないのでしょう。

海外の作家の小説を読んだことをきっかけに、ふと、自分の所属している「ムラ」の外で何が起こっているか急速に興味を持つようになりました。海外の人たちのインスタグラムはどうなっているのか?

むむ。

というわけで、世界中のインスタグラマーが掲載する写真を狂ったように見まくっている毎日です。それぞれの作品のクオリティーの高さにも驚愕ですが、人と写真が世界中で数珠繋ぎになっていて、たぐってもたぐっても先が見えないこの感じ、興奮しちゃうねえ。

あ、僕のアカウントは自主凍結したまま、別アカウントを使っています。コアなダダヘッズはもう知っていることでしょう。