カテゴリー別アーカイブ: 花、香り、色

MOVIE VIEW

LesBEAUX.jpg

ヴィムヴェンダース最新作「アランフエスの麗しき日々」を観ました。「こういう映画もなくっちゃね。」というのが感想。

こっから先はまあ個人の備忘録的に。

眠っている人の頭の中に入り込んで、その人が見ている夢をリアルな体験として自分の頭の中に投影する。ちょっとややこしい表現ですけど、他にどうやって伝えたらいいかわかんない。

映画館を出る時、長い夢と眠りから覚めたような感じがするのですけど、香りや温度、皮膚を撫でる風の触感までをも体が覚えていて、現実と思考、感覚をつなぐ軸がぐらぐらします。そして直後にボロボロと涙が溢れはじめて止まりません。何だこりゃ?何で泣いているのか自分では理由もわからないんだ。

映画を観る前と後で世界の景色が全然違って見える。という意味ではタイのアピチャートポン・ウィーラセータクン監督の作品にも似た要素と効果を感じました。いずれにしても「映画」、進化していますね。

前半少し眠くなりますが、たぶんこれも計算内。途中にちゃんとアラームクロックが仕掛けてありました。

ルー・リードの「Perfect day」、ニック・ケイブの「Into My Arms」が、ただのBGMとしてではなく重要なパーツとして使われていました。個人的にもとても思い入れのある二曲で、これはたぶん偶然ではなくて、まあ僕がいかにヴェンダースに影響を受けてものごとに取り組んできたかということだと思います。

ジム・ジャームッシュをはじめ、クストリッツァ、ホドロフスキー、カウリスマキ、、好きな監督が大活躍の映画当たり年(個人的にね)となった2017年。最後の最後にいちばん凄いのに出会いました。

映画っていいなあ。

AKARI

DSC_6860 (1).jpg

誰もが知ってるランプシェードのロングランヒット、イサムノグチの「AKARI」が我が家にやってきました。ヨーロッパに住んでいた時は本当にあっちこっちで見かけましたね。実は当時はあまり好きではありませんでした。いわゆる「和モノ」にはもともとあまり興味がなかったというのもありますが、それ以上に「和と洋の融合」みたいのが苦手で、三味線でロックをやったりとかそういうの、何だかフェイクというか偽善的な感じがして敬遠していました。

この30年(特にここ数年)で僕にもいろいろな変化があって、今では和と洋で無理に線を引くことも少なくなったと思います。和であれ洋であれ、フェイクであれリアルであれ、このAKARIは今の我が家のリビングにはとてもよく合ってるんじゃないかな。

キダオレ日記 赤ソックス

DSC_6787.JPG

リサイクル コットン ソックス:D&DEPARTMENT

D&DEPARTMENTから嬉しい赤いソックスが発売されました。程よく厚みと質感があり冬もコレでいけそうな気がします。フィット感、肌触り、通気性、文句ありません。ブラックやネイビーなど5色ぐらいで展開しているようなので、今シーズンの普段履きソックスについてはもう何も話すことがなくなったのではないかと思います。

 

キダオレ日記 白シャツ

DSC_6751.JPG

急なお葬式(葬式はいつも急ですが)が入り、黒いスーツの中に着る白いシャツを買いました。前のお葬式で着たシャツをクリーニングに出すの忘れていました。白いドレスシャツは何枚かあるけど、フォーマルなスタイルのはほとんど持ってないんだよね。

お葬式には飛び切りめかしこんで参列すべきと思います。最後のお別れですもの、最初のデートの時と同じぐらい着るものにも気をつかいたい。もちろん厳粛な儀式ですから、マナー違反はご法度。男性なら黒の上下、白シャツ、黒ネクタイの定番スタイルから逸脱すべきではないと思います。派手な装飾品も避けるべきだし、帽子やサングラスも会場に入ったら外します。

ハリウッド映画などの埋葬のシーンで、登場人物(男性/なぜかリチャードギアを思い出します。)が涙をかくすためか、サングラスをかけているのを見たことがありますが、あれも真似しない方がいいかもね。いろんなものを超越してかっこよくいられる自信がある人ならオッケーでしょうけど。夜の電車の中でサングラスをかけている人も同じ。

自分が棺桶に入る時はサングラスかけていたいかも知れないな。帽子も。シャツはこれでいいです。あと、内緒で買ったタキシードが書斎に隠してあるので、もし僕が明日とかに死んだら、それを着させてくれと言っていたと、誰か妻に教えてあげてください。(妻は僕のやることには何も興味がないらしく、このブログは存在すら知らないと思います。)

コムデギャルソンにしてはオーソドックスすぎるシルエットのシャツと思っていたのですけど、実際に着用してみたら、ジャケットから覗くシャツ裾のカットがそれはもう美しくて驚きました。きっと「暗闇に白い絵の具で影を描く」みたいなセオリーを踏んで作られたシャツなのでしょう。

保存保存

キダオレ日記 赤いソックス

DSC_6723.JPG

ソックスは赤が基本。しかしメンズの赤ソックスは手に入りにくいので「見たら迷わず購入すべし」と再三主張してまいりました。ファッション関係者が僕のブログを見ているはずはありませんが、思いが届いたのか、このところ、あちこちで赤ソックスが売られているのを確認しています。赤ソックスだけ特集してまとめてディスプレーしてる百貨店があって、あれはちょっとびっくりしましたね。何が起こっているのか。

今年はさらに一歩踏み込んで「赤いタータンチェックのソックス」を探しているのですが、今のところ見かけたことがありません。あれば普通に売れると思うんだけどね。

タータンチェックではないけれど、まあ、今の気分ぽいソックスを見つけました。これをピカピカに磨いたリーガルに合わせようと思います。

キダオレ日記 赤いチェックのストール

DSC_6712.JPG

ストール:ENGINEERED GARMENTS

この秋冬は何となく「パンク回帰」がマイブーム。はからずも大好きなブランド=エンジニアードガーメンツから赤いチェックのストールが発売されていました。セレクトショップで見つけて2秒で購入を決めました。特徴的な斜めカット、波を打ったようにくねくねしたリブ加工が施されていて、身につけた時に多彩な表情が生まれます。デザインもいいけど今回は素材の質感がどっしりしていて湿度が高く、すごく好み。同じスタイルのストールが毎シーズン発表されていて、いつも同素材のシャツやハットなどが同時に発表されるから、今回もきっとそうなのかな。路面店をチェックしに行きたくなりました。

無題

DSC_6623.JPG

「ぽぽう」というのだそうです。母の実家の庭に植わっていて、この時期になると写真のような実をつけます。こぶりのパパイヤみたいな様相ですが、味もやはり南国調。ただ甘さは淡く、どこか青くささもあり、好んでパクパク食べようという気にはなりません。戦後など人々が甘味に飢えていた時代でしたらたぶんご馳走だったでしょうけどね。我が家ではリビングに放ったらかし、エキゾチックな香りを楽しんで腐ったら捨ててしまいます。いわば「匂い泥棒」ってとこかしら。