カテゴリー別アーカイブ: 海、山、自然

今年最後のDJは東京湾クルーズ

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今年は初の海外DJツアーを敢行し新展開があったものの国内での活動は尻すぼみ、DJとしてはイマイチぱっとしない1年になってしまいました。しかし懲りずに来年もやりますよ。たぶん今後は海外での活動に軸足を置くようになる気がしています。ともあれ1年間大変お世話になりました。最後は東京湾クルーズ。せっかくなんでね。少しおめかししていらっしゃるとよいかも知れません。

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”EXTRA+”シリーズは東京アンダーグランドジャズシーンの重要人物=TOSHIHIRO ONOさんが手がける東京湾ナイトクルージングイベント。

EXTRA+FRIDAYではマックロマンスがレギュラー出演しています。

12月20日のマックロマンスは、シンガーで詩人のChihiro SingsさんとのDJ+ポエトリーリーディングのスペシャルセッション。音のループとポエトリーで東京湾上の時空間を美しく演出します。他にもTOSHIHIROさんが厳選したDJやミュージシャンが集結。クリスマス前の金曜日にふさわしい特別な夜をぜひご体感下さい。

MACROMANCE feat. Chihiro Sings in EXTRA+FRIDAY

12月20日(金)at JICOO THE FLOATING BAR

■TIME:
19:30-23:00
Hinode Pier | 20:00 21:00 22:00
Odaiba Seaside Park | 20:30 21:30 22:30
船は日の出桟橋とお台場を往復しつつ30分おきに着岸しますので、どのタイミングからでも乗船可能です。
■VENUE:
Jicoo The Floating Bar
http://www.jicoofloatingbar.com
■CHARGE:
2,600yen (Floating Pass)
フローティングパスは船から降りない限り乗り放題です。料金には乗船料、エンターテインメント料が含まれます。
■MUSIC SELECTOR:(予定)MACROMANCE feat. Chihiro Sings / MORIKEN / TOSHIHIRO ONO / Airi

And more…

ご予約はマックロマンスまでダイレクトメッセージお願いします。

偽善者の救い

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よくサーフィンに訪れる海で、初めてビーチクリーンしました。ゴミ袋持って行って、目に入ったプラスチックとかのゴミをひたすら集めるというやつ。集めたゴミはもちろん持って帰って処分します。

僕は偽善者だし、その行為も偽善的だし、僕がちょっとゴミを集めたぐらいで何の役にもなってないことはよくわかっているけれど、これね、やってみると本当に気持ちが良いです。清々しいとでも言えばいいのかな。いやもっと壮大な、うまく説明できなけれど、こんなピースフルな気持ちになったのはすごく久しぶりのことでした。fact.ゴミを拾って誰も救えないけれど、自分は救われる。

環境問題は本当に難しいと思うんだよね。究極に突き詰めると人間がこの世にいないのがいちばん、となると戦争とか虐殺とか、人が大量に死ぬことが肯定されてしまいます。「なるべく燃料を使わない。地元で作ったものを食べる」。みたいなことを熱く語る人の手にブラジル産のコーヒー。だったりね。矛盾とか、偽善とか、いろんな不穏な要素が付いてくる。いちばん楽なのは何も考えないことだけど、そういうわけにもいかないし、まあそれぞれが自分のできる範囲でできることに取り組む。ぐらいのことしか言えません。

僕のビーチクリーンはそういう「地球を救え」とか「海の声を聞け」のような大きな話ではなくて、もっと個人的な、例えば「ひとりカラオケで歌って気持ちいい。」みたいなものだと思います。偽善者呼ばわりされるのが怖くて、今までやったことがなかったけど、何のことはない。もっと前からやってればよかったと思いました。これで味をしめたので、これから街中とかでもいろんな偽善的行為やるかも。覚悟しろよ。

コーヒーブレイク

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本屋をうろちょろしていたら、ふと「もしお金のために働かなくてもよいならあなたは何をしますか?」というコピー(うろおぼえなので正確ではないけれど、だいたいそんなだったと思います。)が目に入ってきました。おそらく「ベーシックインカム」がテーマの本だと思います。内容はともかく、頭の中で「そりゃあサーフィンだよなあ。」と即答。

よく考えてみたら僕は現在ほとんど働いておらず、つまりその本のコピーで謳われている「お金のために働かずに生活している人」そのものです。その気になれば毎日サーフィンに行くこともできますが、実際に海を訪れるのは多くても週に1度ぐらい。だいたい毎日、家から一歩も出ずにパソコンかiPhoneでツイッターなどを眺めているうちに日が暮れるという堕生活を何年も繰り返しています。

バリバリ働いている人はだいたい趣味、というか私生活の方も充実しているのではないかと僕は思います。僕のような本物の怠け者は、時間があっても自分の好きなことですらやらずに、ぼおっと何もしないことの方を選ぶんだわ。そんな自分のことをいつもとても残念に思っていますが、今更ライフスタイルを変えようとまでは思いません。

さておき、やっぱり海はいいなあ。いい波にのれた後のコーヒーは本当に美味しいです。せっかく時間があるんだから毎日行けばいいのにね。

キダオレ日記「フリース」

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首がない。胴体から直接頭が生えている。
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ウルトラマンの怪獣にジャミラというのがいた。アレと同じシルエットだ。
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若い頃の写真では頭と胴の間に首が見てとれる。ほっそりとした素敵な首だ。そいつは一体はどこに行ったのか?
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太って首が胴体に吸収されるということはあろう。しかし体重は10代の頃とほぼ同じ。腹のまわりに少々ゆるみが出てきたが、全体として体型に大きな変化はない。ただ首だけが消えて無くなった。
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ジャミラの服探しは苦労を伴う。基本的には何も似合わないが、ふとある日、コムデギャルソンを着るとうまくいくことに気がついた。奇抜なデザインが異形な身体をうまくカバーしてくれるのだ。
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日常的にコムデギャルソンを着ているような生活に憧れはするが、実際はそうもいかない。サーフィンに全身コムデで登場したら、きっと地元のサーファーにボコられるだろう。
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サーフィン時に限らず日常生活において使い勝手のよいアウトドア用ウェアは当然、機能性を重視したデザインが採用されている。フリースの中着も風や雨が入り込まぬようよく考えられていて、首の部分はタートルネックが基本。
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これが我々のような首なしジャミラ族には厄介な代物であるわけだ。タートルネック、すなわち襟の部分がせり上がって、前から見ると口のあたり、横からだと耳の上あたりまでをすっぽり覆うことになる。
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僕の場合は前のジッパーを下げ、襟を折り返して、ジャージの用にして着用していた。不恰好だが他に選択の余地がない。
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今年、Patagoniaからクルーネックのフリースが発売された。8月に店頭に登場し、あっという間に売り切れたそうだ。この国にはどうやら僕と同じように、ない首、短い首に悩む者が多く存在しているのだと想像する。
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そこまで爆発的に売れたのであれば、メーカーも首なしのウェアを作り続けるしかなかろう。首なし族の、いや民衆の勝利と言えよう。
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53もなると、地味な色の服は危険で、特にモスグリーンのスウェットなんかを着ると本当におじいちゃんにしか見えなくなる。だから年甲斐もなく派手な色や柄の服を着るのだけど、若作りをする様子がかえって痛々しいという意見もあって無視できない。
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聞けば磯野波平さんは54歳なのだそうだ。いくら若者に迎合したところで、53歳とはつまり老人なわけである。首が短いのもモスグリーンも全てを受け入れて老人らしく静かに生きていこう。そうしよう。

MOVIE VIEW「ハナレイベイ」

映画「ハナレイベイ」を観ました。村上春樹さんの短編映画化。

10代の頃に初めて村上春樹さんの「風の歌を聴け」を読んで、それはそれは深くハマって、最初の三部作と「世界の終わり〜」の4冊は常に持ち歩いて時間があったら読み返すぐらいよく読みました。英国でパンクロックバンドやりながら、ひとりになったら村上春樹読んでるわけだ。変な奴だよね。

僕は読書家というわけでは全くなくて、特に小説は年に1冊読むか読まないかぐらい。買うには買うんですけどね。だいたい30ページぐらいで集中力が途切れて放り出してしまいます。でも村上春樹さんの小説だけは他と何かがちがって、ぐいぐい言葉が入ってくるんですよね。彼は何かそういう「バカの操作法」みたいな特殊なテクニックを持ってらっしゃるのだと思います。

しかしまあ、世の中には数え切れないぐらいのたくさんの素晴らしい物語が本になっているというのに、一生のうちにその中のたかだか50冊ぐらいしか読まないで死んでいくというのはいささか悲しいことであるような気もします。

そういう村上春樹さんの本も近頃は手に取ることが少なくなってしまいました。最近発売されるものはチェックすらしていない。作家としての能力に磨きがかかって、当時のものとは比べものにならないぐらい力作で読めば楽しいはずなんですけどね。何だか興味が湧いてこないの。

ローリングストーンズがどれだけ長く活動しても「サティスファクション」を超えるような曲を発表できないことからも言えるように、最初にインパクトの強すぎる作品を世に送り出したアーティストはその後ずっと自分の作品の亡霊みたいのにつきまとわれながら活動していくことになります。ちょっとかわいそうな気もします。まあそういうこと気にしない人がずっと長く活動し続けられるのだとは思いますけど。

さて、映画の方はいろいろよかったですけど、まあやはり主演の女優さんの演技力とそれを引き出した監督が素晴らしい。ということに尽きると思います。あと脇役ではサーファーの少年役のひとりがすごくよかった。セリフ棒読みみたいな喋り方。もしかしたら演技ではなくてナチュラルなのかも知れないけど、最近の若者ってほんとにああいう風に喋るんだよね。感情が備わってないみたいな態度でちょっとかっこいいよなあ、とおじさんは思っているのだけど、真似したくても真似できないんだわ。

映画っていいなあ。

DJ INFO “EXTRA+FRIDAY”

YUASA&MACDUBWISE

えー、このところ、マックロマンスがDJするともれなく美女がついてくるという夢のような夜が続いておるのですが、あの人の姿をまだ見ていないと思ってる方も多数いらっしゃるのではないかと思います。うむ、お待たせいたしました。トロンボーンのユアサ嬢、満を持しての登場であります。湯浅佳代子さんのことは今さら説明する必要もないですね。今や日本でいちばん忙しいトロンボーンプレーヤーと言っても過言ではない、東に西に大活躍中のアーティストでらっしゃいます。

もう10年ぐらいになるかなあ、彼女がデビューしてすぐの頃から目を付けていました。いえいえ僕に人を見る目があったわけではありません。竹林の中でその竹だけ光り輝いていましたので。

思えば数年前、彼女が声をかけてくれて成田(湯浅さんは千葉県成田市出身です。僕のルーツも。)で開催されたパーティーに出演したのがミュージシャンとの初セッションなんだよな。現在の僕の様々な(DJらしからぬ)実験的な活動は、間違いなくその成田の夜がスタート地点です。

めくらめっぽうに突き進んできた僕のDJライフですが、このところ大まかにやりたいことが三方向ぐらいに定まってきたように思います。

1、空間演出:花びんの花や壁の絵のように空間を音で彩るインテリアミュージック。

2、ダブワイズ:ダブの手法を取り入れたビートレス、あるいはダウンビートなDJミックス、リミックス。

3、アートワーク:よりコンテンポラリーなサウンドインスタレーション作品。

いずれにしてもクラブやフェスで需要のありそうな内容ではなく(そもそも「ダンス」という概念が抜けています。)、概存のいわゆる「クラブシーン」「DJシーン」からはまともに相手にしてもらえる感じはしません。彼らとはこれからもあまり関係を持つことなく、自分で道を切り開いていくしかないんだろうなあって思っています。

東京の音楽業界はほぼ僕の存在を知らないし、知っていても完全に無視されている状態な中で、湯浅さんのように第一線で活躍しているミュージシャンらが、キャリアに何のメリットもないことは承知の上で僕の活動につきあってくれてるんだよね。何でもおもしろがってチャレンジしていく姿勢に今更ながら感服してしまいます。

さておき、今回は上記の中の2番で行きますよ。湯浅さん最近シンセとか買ってエレクトロづいてるらしいから、けっこうビガビガした内容になるかも知れません。

DJ MACROMANCE feat. KAYOKO YUASA in “EXTRA+FRIDAY”

10月19日(金)JICOO THE FLOATING BAR 日の出桟橋をよる8時出港

 

キダオレ日記 フレグランス

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日常的にフレグランスは使っていませんが、夜に出歩く時は身だしなみ程度に香りをまといます。長くラルフローレンのロマンス(名前からして選択の余地がありませんし、爽やかな香りも好みでした。)を愛用していたのですが、終売になって数年。ストックもとうとう最後の一滴まで使い切ってしまい、新たな香りを探すことになりました。

もともと僕はクリスチャンディオールのポワゾンとか、イヴサンローランのオピウムのような主張が強く、かつ、エグめの香りが好きで、こっそりシャネルのエゴイストを持っていたりもします。(まあ実際にエゴイストを使う場面って年に1度あるかないかぐらいのものですが。)シャネルの香水はとにかくボトルのデザインがかっこよくて、オブジェクトとしても萌えますね。

映画の帰りに渋谷の西武百貨店(古巣です。)のシャネルのショップで香りの吟味をしていたところ、お店の方に勧められたのが、写真の真ん中=パリ-ビアリッツ。ずばり、南ヨーロッパの「海」を連想させる、ロマンティックな香り。その前に10種類ぐらいくんくんやってたの全部吹き飛んでしまいました。これで決まり。2018年の新作というのもいいし、ユニセックスというのがまたいい。

よい香りとの出会いは本当に気分が高揚します。これはたぶん自力では見つけられなかったんじゃないかな。勧めてくれたお姉さん(の感性)に感謝です。これだけインターネット中心の世の中にあっても、香水売り場は最後までなくならないでしょうね。きっと。