カテゴリー別アーカイブ: 映画 演劇

Movie View

Phantom-Thread.jpg

映画 “Phantom Thread”を恵比寿ガーデンシネマで観ました。主演ダニエル・デイ=ルイス。監督は”There will be blood”のポール・トーマス・アンダーソン。まあ、観ないわけにはいかんわな。アカデミー賞獲得したという衣装はじめ、それはもうあれこれ素晴らしかったですけど、特に主演の女優さんがハマり役すぎでした。彼女の存在なしにこの作品は成立しなかったでしょう。演出では、食事にまつわる特徴的な「音」の描写が印象に残りました。

うむ、何だろう?

観た映画や読んだ本の話をする時、その作品と自分との「つながり」みたいなものが発見できるかどうかがひとつのポイントになるのではないかと思うのです。この作品が素晴らしいのはもう疑いの余地もないのは確かなのですが、それが自分とどこかでコネクトしているかどうかは、計りかねる。感動したはずなのに、月並みな感想しか出てこないのは、そういうことなのかなとちょっと思いました。

何にしても、映画っていいですね。

 

MOVIE VIEW

hdsil.jpg

映画”HARRY DEAN STANTON is LUCKY”を渋谷UP LINKで観ました。

僕が言うべきことは何もありません。広大な大地をあてもなく歩く演技をやらせたら彼の右に出る者はいないでしょう。昔も今も。

ありがとうございました。どうぞ安らかに。

MOVIE VIEW

IMG_2434.jpg

マックロマンスは香港に移住したのか?とご質問いただきました。ご心配なく、もう帰国しています。香港の土産話は旅サイト=リスヴェルにアップしていくので興味のある方はそちらをお読みいただけるとありがたいです。

今のところ移住計画はありませんが、可能性はゼロではないかな。幅広いオプションの中で香港で居住地として考えるのはアリと思います。東京にスタックし続けている僕ですけど、もともと土着意識は低いんだよね。コーヒーと音楽があれば、まあ世界中どこでもやっていけることでしょう。

帰国してすぐに恵比寿ガーデンシネマで「香港製造」のリバイバル上映をやっているのを発見して足を運んできました。制作は返還前の97年だそうで、今の香港とはいろんなものごとが違うのでしょうけど、旅がまだ続いているみたいな気持ちにさせられました。(内容は楽しいものではなかったですけど。)

香港フィーバー、しばらく醒めそうにないな。

MOVIE VIEW

IMG_2012.jpg

けっこう楽しみにしてたのだけど、かなり睡魔にやられました。デヴィッド・リンチ的なものごとに憧れはありますが、考えてみれば僕は彼の映画ほとんど観ていない。ツインピークスも観てないし、まあ、デヴィッド・リンチとはほとんど無関係の人生を歩んで来たと言っても言い過ぎではありません。一体何を期待して映画館に向かったのやら。

MOVIE VIEW

LesBEAUX.jpg

ヴィムヴェンダース最新作「アランフエスの麗しき日々」を観ました。「こういう映画もなくっちゃね。」というのが感想。

こっから先はまあ個人の備忘録的に。

眠っている人の頭の中に入り込んで、その人が見ている夢をリアルな体験として自分の頭の中に投影する。ちょっとややこしい表現ですけど、他にどうやって伝えたらいいかわかんない。

映画館を出る時、長い夢と眠りから覚めたような感じがするのですけど、香りや温度、皮膚を撫でる風の触感までをも体が覚えていて、現実と思考、感覚をつなぐ軸がぐらぐらします。そして直後にボロボロと涙が溢れはじめて止まりません。何だこりゃ?何で泣いているのか自分では理由もわからないんだ。

映画を観る前と後で世界の景色が全然違って見える。という意味ではタイのアピチャートポン・ウィーラセータクン監督の作品にも似た要素と効果を感じました。いずれにしても「映画」、進化していますね。

前半少し眠くなりますが、たぶんこれも計算内。途中にちゃんとアラームクロックが仕掛けてありました。

ルー・リードの「Perfect day」、ニック・ケイブの「Into My Arms」が、ただのBGMとしてではなく重要なパーツとして使われていました。個人的にもとても思い入れのある二曲で、これはたぶん偶然ではなくて、まあ僕がいかにヴェンダースに影響を受けてものごとに取り組んできたかということだと思います。

ジム・ジャームッシュをはじめ、クストリッツァ、ホドロフスキー、カウリスマキ、、好きな監督が大活躍の映画当たり年(個人的にね)となった2017年。最後の最後にいちばん凄いのに出会いました。

映画っていいなあ。

MOVIE VIEW

AK.jpg

観ました。アキカウリスマキ監督新作「希望のかなた」。本当はこんな映画は撮りたくないんだけどなあ。という声が聞こえてきそうな気がしたのは僕だけかしら?自分自身もそうなんだけど、何だか世の中いろいろ切羽詰まってきているように感じます。政治や社会に全く興味がなかった頃が懐かしい。

ともあれカウリスマキ節は健在です。字幕いらずのストーリー展開、独特のリズム、映像の美しさ、かっこいいセット。この写真はオフィシャルサイトから拝借してきたものですが、このワンショットだけでもおかずなしごはん三杯ぐらいいけるよね。本当に素晴らしい映画監督です。

MOVIE VIEW

okep.jpg

観ました。オリエント急行殺人事件。小説も読んだし、前作も観てるのだけど、ストーリーをすっかり忘れてしまっているという「ボケ頭」が幸いして、初々しい気持ちで挑むことができました。(最後の最後で誰が犯人かを思い出してしまってちょっと残念でした。)

誰もが結末を知っているミステリー作品の制作においてどこにモチベーションを持っていくのかが最も興味深いポイント。やはりキャスティングと演技力ということになりましょうか。これ以上考えられないぐらいの豪華なキャスト陣が観客の期待にばっちり応えてくれています。演技以外では衣装がすごくよかったです。チラッとグーグルチェックしてみたら、シューズは英国老舗、クロケット&ジョーンズなんだそうです。

我々世代の男性には憧れの的だったミシェルファイファーさんが初老のマダム役。時の流れを感じます。