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Publication news

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左:日常づかいのシナモン・レシピ/日沼紀子 右:EASTAN SOUNDS/Yusef Lateef

スパイス調合家=日沼紀子さんが新たなスパイス本をリリース。今回はまるごと一冊「シナモン」。比較的親しみのあるこのスパイスですが、ぱっと思いつくのはシナモンロールぐらいかな。あとカフェバー(死語ですね)の頃にカプチーノを注文するとスプーンの代わりにシナモンスティクが付いてきたのを憶えているぐらい。でも実はシナモン、お料理でもお菓子でも多大な領域の中で活躍するスーパースパイスであるのだそうな。

この本では知ってるようで知らなかった、シナモンの魅力と実用的な使い方が、素敵な文章と写真で紹介されています。おしゃれでわかりやすく、気軽に眺めて楽しい本であると同時に、柔らかに学術書の趣もあり。探究心旺盛な紀子さんが、あらゆる角度から精緻に研究された感が細部から伝わってきます。濃厚な青を使った妖しいムード漂う写真は女性が作る料理本としてはかなりめずらしい。紀子さんによるとその辺もやっぱり狙い通りで、料理本にありがちなラブリーな雰囲気から脱却したかったとのこと。

そして何と、僕のコラムがこの本の中に収められています。「シナモンと音楽」というテーマで800字。(ぴったり800字に合わせました。嘘だと思ったら数えてみてください。)ブログやら何やらで嫌というほど言葉を発信し続けている僕ですが、実はそれが印刷されて人様の前に披露されるのは初めてのこと。光栄としか言いようがありません。ここまで51年かかったわけだから、1冊の本を出版するのには、あと50年ぐらいかかるかな。がんばって長生きしよう。

僕のコラムはともかく、「シナモン」という単体のスパイスから切り込んだ新しいタイプのお料理本、オススメです。

 

from a bookshelf

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作家、詩人=室生犀星のお孫さん、室生洲々子さん(室生犀星記念館/金沢:名誉館長)が2冊の本を発表されました。室生家に伝わる料理のレシピを紹介する料理本と、室生家で飼っていた猫たちの写真をまとめた写真集。室生犀星に関連する書物は数え切れないほど存在しますが、この視点からの作品が世に出るのはおそらく初めてのことではないかと思います。簡潔、明瞭ながらもどこかゴツゴツしたアタリのする文章は、やはりDNAを受け継いでるなあと感じました。

室生洲々子さんは子供の頃に可愛がってもらった思い出があり、お姉さんみたいな感じでずっと憧れがある人なんですけど、大人になって会ってみたら、普通に大人の対応で敬語で話されたりして、まああたりまえなんですけど、ちょっと残念なんだよね。長男はみんなお姉さんに甘えたい願望があると思います。(でも実際にお姉さんがいる友人を見ていると、あまりその存在を喜んではいないケースが多いような気がします。なかなかうまくいかないもんですね。)

CAFE BOOKS

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NORTH LAKE CAFE &BOOKSで購入。今や3日に1日は千葉にいる僕にとってはとてもありがたい情報源。日本中が隅々までカフェで埋め尽くされるようになればいいのに。

MOVIE VIEW

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映画 ”TRUMBO”(邦題:トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男)を渋谷アップリンクで観ました。最終日でした。あまり話題になってなかったのでさほど期待してなかったのですけど、やはり映画は劇場に足を運んでみないことには何もわからないですね。とても素晴らしい映画でした。見逃さなくてよかった。映像がいい。キャスティングが最高。コスチュームがいい。題材もいいですよ。今の日本に住んでいると特にそう思います。今年何本映画を観たかおぼえてないけど、これよりよかった映画を思い出せない(今少し酔ってますが)から、たぶんマイチャートでは本年ナンバーワンと思います。

アップリンクで映画を観るのはだいたい午後いちばんに上映されるのを選んで、いつも少し前に家を出て、通りの先にある魚屋さんでお昼をいただきます。そうそう、ごはん味噌汁おかわり仕放題だけど、残すと怒られるあの店です。おすすめは「アジのなめろう」ね。そして渋谷の知的オシャレブックショップ=SPBSに立ち寄ってトレンドを物色。映画が終わったあとはパン屋のVIRONのカフェで大好物のババ・オ・ラムをいただく、というのが鉄板コース。

トランボさんの眼鏡が3本(4本?)時系列で新調されてくんですけど、3本ともかっこよかった。たぶん最後のはモスコットと思ったけどどうなんでしょう。

café! café! café!

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明日はどうすっかな。荒地の整備するか、海に行くか、なんて考えてたんだけど、SNSで「地震が来る」って記事をいくつか見かけて(何でも未来人の予言だとか)、まあ信じるわけでもないけど、遠出する気分は寝る前に削がれました。で、起きてみたらひどい雨で、午前中はパソコンとターンテーブルの前で過ごしました。ずっと家にいるのもしんどいので、インターネットでcafé情報を検索したら二子玉川エリアに良さそうなのがあります。多摩川沿いをビートルちゃん飛ばして行ってみたら、それはまあかっこいい店で、存在すら知らなかったんだけど、もう開店して2年になるらしい。店もいいけどお客さんがみなお洒落&清潔感があってよし。タトゥーとかバシバシ入れてんだけど、Tシャツとか真っ白だし、バイクなんかは乗らずに本読んでます。みたいな人種。何かと「インディペンデント」という言葉が似合いそうな人たちが集まりそうなスペースでした。(勝手なイメージね。)オーナーの趣味だという本がずらり、レコードもディスプレーされていました。初めて見たバスキアの絵がジャケットになったレコード。どんな音が入っているのか知らないけれど、レコードハンターの経験としては、この手の(かっこよすぎる)ジャケットの中身はクソであることが多い。でも欲しいか欲しくないかで言えば欲しいです。店内にグリーンをあしらうのが最近の(カフェや美容室や雑貨屋などの)トレンドだと思うのですけど、花や緑は一切ないというところも逆に清くていいと思いました。またいい店見つけちゃった。また行きたいです。

トークショー

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創作和菓子ユニット “wagashi asobi”が本を出版。代官山の蔦屋書店で出版記念のトークショーが開催されました。(お二人とはプースカフェを通じて知り合ってから、いつもちょっと気になる存在、という関係です。)

お二人は和菓子屋さんとしても、もちろん素晴らしいお仕事をされているわけなんですけど、お話を聞いて、ふたりの「生き方」に魅力を感じる人がたくさんいて、彼らの作るお菓子が、彼らのスピリッツを受け渡す役割を果たしているんじゃないかって感じました。

ほんとうにおこがましいのですけど、稲葉さんは最初会った時から自分と同じにおいがするというか、どこかパンクな要素を持ち合わせているような気がしていて、いやいや、あんな立派な人を捕まえてパンクとは失礼なと怒られてしまいそうですが、お話の中で「やっぱりなー。」と思う下りが出てきましたよ。

「やりたくないことはなるべくやりたくない。」

というのが僕の耳に引っかかったセンテンスでした。

「好きなことだけを追求する。」

意味としては同じですが、いわゆる世の中の成功者で前者のような引き算的な考え方を公言する人はすごくめずらしいと思います。

まあ、実際にやりたくないことをやらないためには、実はやりたくないことにもすごく真摯に取り組まなくてならないわけで、僕のようなただのなまけものを引き合いに出すのはほんとうに失礼だとは思いますが、僕が前から感じていた稲葉氏のパンクな部分がお話の中に垣間見えて、嬉しくなってしまいました。

本はこれから読みます。さて、どんなことが書かれているんだろう。楽しみです。

ブックレット

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ビール飲んで寝て鼻くそほじってるだけでは仕事も来ないよなあ。ってんで、プロモーション用の冊子を作って営業しようと思って早くもひと月くらいになります。ようやくサンプルが上がってまいりました。ちょっと修正して出来上がり。これにCDつけてあっちこっちに配ろうと思います。

これまでの僕の人生では、こういうの作って、そこまでで満足して、後は何もしない。というのが定番なのですが、今回はもう少しがんばってほしいものです。