カテゴリー別アーカイブ: ファッション

Time

5年ぐらい前になろうか。友人に「恥ずかしながら腕時計を所有していないのだ。」という話をしたら、哀れに思ったのかオメガのスピードマスターをほとんどただみたいな値段で譲ってくれた。気に入って使っているが、服によっては似合わないケースもないではない。

新調するにあたって、少しポップなデザインのものがよいかと、あまり迷うことなく人生初のG-SHOCKオーナーになった。

さっそく腕につけて海に入ってみたが、海では時計を全く見ないことに気がついた。太陽の位置でだいたいの時間はわかるし、そもそも、そういう(時間といった)概念から解放されるために我々は海に入るのかも知れない。(と、書いてちょっとかっこつけすぎだよなと自分で思った。)

おそらくこれがこの人生最後のG-SHOCKということになろう。人が一生のうちにできることは以外と少ない。

 

キダオレ日記「フリース」

IMG_4345.jpg

首がない。胴体から直接頭が生えている。
_
ウルトラマンの怪獣にジャミラというのがいた。アレと同じシルエットだ。
_
若い頃の写真では頭と胴の間に首が見てとれる。ほっそりとした素敵な首だ。そいつは一体はどこに行ったのか?
_
太って首が胴体に吸収されるということはあろう。しかし体重は10代の頃とほぼ同じ。腹のまわりに少々ゆるみが出てきたが、全体として体型に大きな変化はない。ただ首だけが消えて無くなった。
_
ジャミラの服探しは苦労を伴う。基本的には何も似合わないが、ふとある日、コムデギャルソンを着るとうまくいくことに気がついた。奇抜なデザインが異形な身体をうまくカバーしてくれるのだ。
_
日常的にコムデギャルソンを着ているような生活に憧れはするが、実際はそうもいかない。サーフィンに全身コムデで登場したら、きっと地元のサーファーにボコられるだろう。
_
サーフィン時に限らず日常生活において使い勝手のよいアウトドア用ウェアは当然、機能性を重視したデザインが採用されている。フリースの中着も風や雨が入り込まぬようよく考えられていて、首の部分はタートルネックが基本。
_
これが我々のような首なしジャミラ族には厄介な代物であるわけだ。タートルネック、すなわち襟の部分がせり上がって、前から見ると口のあたり、横からだと耳の上あたりまでをすっぽり覆うことになる。
_
僕の場合は前のジッパーを下げ、襟を折り返して、ジャージの用にして着用していた。不恰好だが他に選択の余地がない。
_
今年、Patagoniaからクルーネックのフリースが発売された。8月に店頭に登場し、あっという間に売り切れたそうだ。この国にはどうやら僕と同じように、ない首、短い首に悩む者が多く存在しているのだと想像する。
_
そこまで爆発的に売れたのであれば、メーカーも首なしのウェアを作り続けるしかなかろう。首なし族の、いや民衆の勝利と言えよう。
_
53もなると、地味な色の服は危険で、特にモスグリーンのスウェットなんかを着ると本当におじいちゃんにしか見えなくなる。だから年甲斐もなく派手な色や柄の服を着るのだけど、若作りをする様子がかえって痛々しいという意見もあって無視できない。
_
聞けば磯野波平さんは54歳なのだそうだ。いくら若者に迎合したところで、53歳とはつまり老人なわけである。首が短いのもモスグリーンも全てを受け入れて老人らしく静かに生きていこう。そうしよう。

僕はダサい帽子の男です

fullsizeoutput_a128.jpeg

湯浅佳代子さんとのセッション。課題の残る結果になってしまいました。凹んではなくて、逆に楽しくなってきた感じだけどね。そもそもやってることが「実験」なもんで。失敗はつきものなんだ。絶対に成功しかないものごとを実験とは呼びません。

終わった後すぐに湯浅さんも悔しがっててリベンジしたいと言ってましたので、このコンビでの活動はTO BE CONTINUE決定となりました。すぐにでも、と言いたいところだけど、湯浅さん忙しいんでね。年末は草彅剛さん主演のミュージカルに参加が決まっていて、しばらくはそちらに専念されるとのこと。なので2019年、何十倍もカッコよくなって戻ってくるので、どうぞ楽しみにしていてください。

今回もオフィシャルカメラマンのYUSUKE SATOくんが乗船していました。上がってきた写真を見て唖然。ぼ、帽子が。そう、帽子がぐにゃぐにゃしてるんだ。ダサい。ダサすぎる。

こいつは昨年入手したSCHAのハット。シルエットの美しさと優しい素材もさながら、折りたたんでポッケに入れて持ち運べ、かぶると形状記憶で元に戻るという機能性も気に入って、タイプ別に3つも買ったんですけど、どうやら形状記憶能力が時間と共に劣化するようです。ポーラーハットのつもりでかぶってるのに、ぐにゃぐにゃとまるでノッポさんのチューリップハット。この日のために新調したジャケットやら早起きしてセットしてもらったヘアスタイルやらすべてが台無しですわ。ちょっとぐにゃぐにゃしてるの気がついてはいたけど、これほどとは。帽子はもちろん燃やすけど、写真も人の記憶も燃やしたい。メラメラメラー。

LIVE MOVIE

DJ INFO

cay9.21.jpg

一流の人は、人を色眼鏡で見ない。肩書きとか経歴に惑わされない。自分の感性に自信があるからね。だから一流なんだ。

自分に言い聞かせてるみたいだけど、本当にそう思います。

さておき、この金曜日は久しぶりにホームのCAYでDJします。このひと月ぐらい、いろいろ感動する出来事にたくさん遭遇したので、ひとまわり大きくなったプレイができるんじゃないかと思っています。

どんどん短くなる

DJ MACROMANCE feat.CHIHIRO SINGS LIVE AT 5351 POUR LES HOMMES DAIKANYAMA FLAGSHIP SHOP REOPEN RECEPTION / 24 AUG,2018

先日YouTubeに公開したのと同じ内容ですが、インスタ用に短く編集しました。

YouTubeの動画は3分以内におさめないと観てもらえない。と、どこかで聞いたのを真に受けて、ずっと3分という時間にこだわっていたのですが、僕のアカウントについては、アクセス数と動画の長さはあまり関係性がないようです。逆に「もっと長いのを観たい。」なんてリクエストが入ったりもして、最近は尺のことあまり気にせずやっています。

ただし、通りがかりのユーザーに作品をちゃんと観てもらうためには、それなりの工夫は必要なようですね。ぱっと見た瞬間にインパクトを与えられないと、どんどんすっ飛ばされてしまうのはネットならでは。情報過多の世の中においては人が短気になるのが道理なのでしょう。

これは動画だけじゃなくてiTunesなんかの音楽配信もそうで、どんなに素晴らしいエンディングが用意されていたとしても、イントロで心を掴めない曲はどんどん埋もれてしまいます。曲を作る方もその辺は熟知しているらしく、最近の曲(特にヒットソング)はどれも頭にパンチラインが来ています。

帰ろうかなと思いながらずっと我慢して観ていたら最後にご褒美が待っていた。ヴィンセントギャロの「バッファロー’66」のような作品は今の時代には生まれにくくなっていると思います。ま、だからこそ挑戦のしがいがあるんですけどね。

インスタに掲載できる動画の長さは1分。他の人のを見ると今や10秒とか15秒ぐらいが主流であるように感じます。たった10秒でちゃんといろいろ表現できているからすごいなあっていつも感心しながら見ていますよ。どんどん短くなって、そのうち動かなくなるかも。

キダオレ日記 フレグランス

IMG_4009.jpg

日常的にフレグランスは使っていませんが、夜に出歩く時は身だしなみ程度に香りをまといます。長くラルフローレンのロマンス(名前からして選択の余地がありませんし、爽やかな香りも好みでした。)を愛用していたのですが、終売になって数年。ストックもとうとう最後の一滴まで使い切ってしまい、新たな香りを探すことになりました。

もともと僕はクリスチャンディオールのポワゾンとか、イヴサンローランのオピウムのような主張が強く、かつ、エグめの香りが好きで、こっそりシャネルのエゴイストを持っていたりもします。(まあ実際にエゴイストを使う場面って年に1度あるかないかぐらいのものですが。)シャネルの香水はとにかくボトルのデザインがかっこよくて、オブジェクトとしても萌えますね。

映画の帰りに渋谷の西武百貨店(古巣です。)のシャネルのショップで香りの吟味をしていたところ、お店の方に勧められたのが、写真の真ん中=パリ-ビアリッツ。ずばり、南ヨーロッパの「海」を連想させる、ロマンティックな香り。その前に10種類ぐらいくんくんやってたの全部吹き飛んでしまいました。これで決まり。2018年の新作というのもいいし、ユニセックスというのがまたいい。

よい香りとの出会いは本当に気分が高揚します。これはたぶん自力では見つけられなかったんじゃないかな。勧めてくれたお姉さん(の感性)に感謝です。これだけインターネット中心の世の中にあっても、香水売り場は最後までなくならないでしょうね。きっと。

DJ日記 

fullsizeoutput_8c2c.jpeg

5351POUR LES HOMMES代官山リニューアルレセプションでDJしてきました。

写真だとBARかレコードショップみたいけれど、もちろん服屋です。売り場から独立した場所にあるこのカウンター、普段はレジが置いてあって、お会計のやりとりをする場所なんだけど、機材をセットして、そこから酒も出すという言わば即席DJ BARな展開。

前面ガラス張り、売り場のフロアに通ずる手前側にも仕切りガラスがはめ込まれていて、ラジオの公開スタジオのようでもあります。この空間、そのまま欲しいよね。

お客様はとなりのフロアにいらして、離れたところからのオペレーション。まあ正直なところ選曲はとてもむずかしかったです。人の動きとかは何となく見えるんですけどね。空気がわからない。自分はいつも(無意識的に)空間のムードを読みながらDJしているんだなあって実感しました。

この夜はPiece of PeaceのChihiroさんがゲストで登場。時々、レコードに合わせて即興で言葉をのせるという例のヤツをやってくれたんですけど、あまりにもうまく馴染みすぎて、たぶんお客様のほとんどはライブとは気がつかなかったんじゃないかな。

そして終盤にまた素晴らしすぎるパフォーマンスが炸裂しました。これはその時の写真。彼女、叫んでるみたいに見えるけど違うんです。「ささやいている」んだ。

静かに流れるピアノソロに合わせて雑踏のすきまにポルトガル語のポエムを流し込む。その聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声を出すために、彼女、全身全霊を使っているんだ。ほんとに驚いたね。ちょっと言葉にならない。「感動」を超える意味の新しい言葉をこさえなくてはなりません。

録音できたからこれはジャイルスピーターソンにデータを送りつけてやろうと思ってます。

同じカウンターからお酒を出していたので、やはりバーテン魂?が騒いでしまって、何となくそっちのお手伝いも。その流れでChihiroさんまでバーテンやる羽目になりました。とんでもなく想定外の展開になってしまったけど、ご本人、楽しんでらっしゃったみたいだから、ま、いいか。

5351関係者のみなさま、おめでとうございます。素晴らしい機会を与えていただきありがとうございました。服と酒(僕はもう飲まないけど)と音楽と、傍に美しい詩を携えた美女と。もオレはもうそろそろ死んでもいいかなすらと思います。

Photo by @secret_citywalk

 

 

GQOM GQOM GQOM!

fullsizeoutput_885e.jpeg

DJmacromance with MAKI on Flute. Photographed by @seacret_citywalk / at JICOO THE FLOATING BAR / 17 AUG,2018

予想を超えることは想定内として、さらにその上をいく圧巻のパフォーマンスでした。僕もまあ頑張りましたけどね。やはり女王様は凄かった。猛獣使いが猛獣に使われてるみたいな(まあそれはそれでひとつのスタイルとして機能しそうだけど。)ショータイムでした。

今回もあれこれチャレンジしたのですが、個人的にはGQOM(ゴム)のレコードでセッションできたことがとても嬉しかった。エレクトロなのに有機的で土の匂いのする不思議なダンスミュージックGQOMは南アフリカはダーバン発信。全体的に呪術的でおどろおどろしいムードなので、なかなかかけられる機会がなかったのだけど、前日のスタジオで合わせてみたら、すごくうまくいったので、急遽導入したわけだ。変態エレクトロに女王様の笛がのると本当に魔法がかかったみたいに優美なアフリカンミュージックに変身します。また新たな扉が開いてしまいました。

Snipe Shot

IMG_3749.jpg

DJmacromance photographed by Masanori Kamide

同じ場所で同じようにDJしているのに、撮影する人によってここまで違うのか。以前に別のカメラマンに撮影していただいた写真とぜひ見比べていただきたい。こりゃまるで別人だよ。

撮影は上出 優之利さん。フォトグラファーの前はDJだったとか。なるほど。音の趣味が滲み出してきそうなショットです。ゴロワーズとかジタンの匂いも漂ってくる感じもするよね。ここまでドブ臭いジジイに撮ってもらえたのは初めて。現実を超えて、ひと足先に「なりたい自分」になっちゃってるんだ。

そういう意味では写真家は未来を映し出す預言者であるとも言えましょう。

上出氏は現在、師エスケンの生活に密着して撮影してるほか、大好きなガールズ=BimBamBoomのLIVE会場でも必ず姿を見かけます。たぶん年齢も近いし、要注目アーティストのうちのひとりです。

キダオレ日記 スニーカー〜ダメ人間のつぶやき

IMG_3876.jpg

スニーカー:COMME des GARCONS × VANS

最近になって自分の足のサイズが27cmだということを知りました。ずっと26だと思っていた。靴が小さく感じるのは幅広甲高へん平足だから、痛いのもしょうがない。と、あきらめていたのですけど、何かのタイミングで1cm大きいのを履いてみたら何の問題もないことが判明。長年持ち続けていた足の悩みから一気に解放されました。バカでしょ?バカだね。

僕はこのように、ものごとがうまくいかないのは何でもぜんぶ自分に原因があると考えがちです。(ある意味、自分に原因があるのですけど。)

「悲劇のヒーロー」という役を与えることで自尊心を保つことにしたのでしょう。きっと。頑張って本物のヒーローになるよりも、そっちの方がずっと楽だもんね。とまあ、常に楽な方を選択しながら生きてきました。そんな自分を心の底から恥じていますが、だからと言って「頑張ろう」という気にはならないんだよなあ。

*ちなみに夫婦おそろいで履けるようにペアで買いました。

DJ info スペシャルゲスト

fullsizeoutput_7706.jpeg

with Chihiro Sings. Photo by sercret_citywalk

5351POUR LES HOMMES のリニューアル・レセプション。Chihiro Singsさんのゲスト参加が決まりました。6月のJICOO(東京湾クルーズ)以来、2度目のセッション。何がどうなるかは当日になってみないとわからない。自分たちにもわからない。

5351 POUR LES HOMMES DAIKANYAMA REOPEN RECEPTION

8月24日(金)18:00-21:00 (Invited Guest Only)

Sound by DJmacromance feat. Chihiro Sings

 

DJ info 服屋でレコードをかける

スクリーンショット-2017-12-28-12.57.02.png

エレガンスとロックを融合させた男服ブランド “5351 POUR LES HOMMES”の代官山店リニューアルイベントでDJすることが決まりました。

同ブランドとは何かと縁があって、つかずはなれず四半世紀のおつきあいになります。ジャンルは違えど美学を追求する者として同じ時代の中で戦ってきた戦友のような愛着がある。(二等兵と大佐ぐらいの位の差はありますが、まあそれはさておき。)バーテンダー時代からパーティーのケータリングサービスをやらせてもらっていて、僕のベストバーワークは外苑で開催された同ブランドの展示会。冬のラグビー場を暗幕でラッピングした演出は衝撃的でした。

それを言っちゃあおしめえよ。みたいなことを敢えて言うのですけど、成金はだいたい小太りなんだよね。最近でこそシェイプアップに目覚めたお金持ちもちらほら見かけますけど、体型と収入にはあるていど相関性があると僕は思っています。(ちゃんと調べたわけではないけどきっとあるでしょう。)うまいもんは喰うわ、酒は飲むわで、腹が出てくるのもいたしかたない。当然、服の形もそれに対応せざるを得ない。いくらかっこいい服を作ったって着れないんじゃ買いようがありませんので。

そう。

5351は文字通り「着る人を選ぶ服」作りをしているブランドです。成功して金持ちになった人でも、その腹を引っ込めないことにはこの服屋の服は着れない。服は本来そうであるべきと僕は思っています。人が服を選ぶのではない、服が、それを身に纏うにふさわしい人を選ぶんだ。

とにかく、服屋でレコードかけるのは、僕としては最上級の誉れ。世界一クールな選曲で会場の空気を震わせてまいります。やったるぜ。

5351POUR LES HOMMES DAIKANYAMA REOPEN PARTY : FRI,24 AUG,2018

 

 

キダオレ日記 安全ピン?

IMG_3649.jpg

今いちばん気になるブランドと言えばもちろん ART COMES FIRSTなんだけど、知る限りではまだ日本に直営店はなく、服の現物も見たことがありません。代官山で安全ピンを売ってるのを見つけたので買ってみました。例のデコボココンビの写真はネット上のあちこちで見かけますが、最近はずいぶんロック風に流れてるなあという印象。僕はもうロックには興味がないんだよね。

キダオレ日記

IMG_3578.jpg

Hat : ヴィヴィアンウエストウッド

記憶が正しければ、生涯初、ヴィヴィアンウエストウッドで買い物をしました。若い頃は憧れだったけど、貧乏人には手が出るわけもなく、年をとってから(今でもまあまあ貧乏ですが)は、そこまでアバンギャルドな服を身につける機会もなく、ジャンポールゴルチエとかもそうですが、長らく、興味はあっても縁のないブランドのひとつでした。

英国調のポーラーハットのフォルムを相伝しつつ、対照的ともいえる夏バカンスなムードに溶かし込んだ、「さすがはヴィヴィアン」と言いたくなるようなアイテム。まあおそらくライセンス生産でご本人はこれが存在していることすら知らないとは思いますけど。

かのワールズエンドは今でもキングスロードにあるのだと店の女の子が教えてくれました。床の傾きも当時のままなのだそうです。

キダオレ日記(ガウン)

IMG_3442.jpg

ガウン:SUN SURF × KEITA MARUYAMA

まさか生涯で丸山敬太のデザインしたものを身につける日がくるとは。

丸山敬太さんのブランドやデザインには全くネガティブな感情はないのですけど、自分とは異なる宇宙の中に住まわれていて、どこにも接点がないと思っていました。そういう意味では音楽家の藤原ヒロシさんも同じ。でもそうやって考えてみると同世代のクリエーターで距離が近いと感じる人はそんなにいないわけで、もしかしたら僕は彼らの存在を意図的に排除しながら生きてきたということなのかも知れません。

BEAMSを物色していて、ほぼイメージ通りのガウン(つるつるした素材で派手な柄)を発見し、即買いしました。アロハシャツブランドのSUN SURFとのコラボってことで、用途的にはやはり海が舞台なのでしょうが、まあこれをストリートで使ってみようと思います。丸山敬太さんご本人も普段着に引っ掛けて着ているとショップの女の子が言ってました。

まあとにかく、世の中何が起こるかわかんないものです。

キダオレ日記 キーホルダー

DSC_7631.JPG

外出時に携帯するものと言えば、スマホ、クレジットカード、免許証、あとは鍵と小銭ぐらいでしょうか。最近は「身軽」がマイトレンドで、なるべく荷物を少なく、バッグを持たずに手ぶらで外出することも多くなりました。

以前は歯ブラシセットを携帯していたのですけど、外食しなければ歯を磨く必要もないよなあ。というように、「物をもたない」ことによって行動パターンにも変化が生じます。物を持つのが嫌だから買い物も減るし、外食も買い物もしないなら、そもそも何のために外出するのかという疑問も発生する。

鍵だってじゃらじゃらいくつも必要あらんせん。だいたいにして家は一軒しかないのに何でこんなにたくさん鍵があるんだ?勝手口の鍵、店の鍵、母の家の鍵、自転車の鍵、外していったら最後に残ったのは玄関と車の1本ずつだけになりました。車だって毎日運転するわけじゃないから結局外します。鍵を用途ごとに小さめのナスカンでまとめておいて、必要なのだけ、持って出るようにすればよし。

写真:それらの束をまとめるためのメインのナスカンをこのたび手に入れることができました。ぱっと見た時ちょっとクロムハーツを思い起こしたんですけど、実際にクロムハーツと同じシルバーが使われているとのことでした。

キダオレ日記 ハット

DSC_7629.JPG

ハット:KIJIMA TAKAYUKI

ここ数年、どのセレクトショップでも必ずと言ってよいぐらいよく見かけるKIJIMA TAKAYUKIの帽子。気がつけば僕も半ダースぐらい所有しています。トレンドを取り入れつつも独創的、ハットをたたんで持ち運びできたりなどのアイデアや実用性もあり、しかもリーズナブルなお値段設定とあって、まあとにかくマイナスポイントが見つかりません。他のブランドが置いてけぼりを食らうのも理解できます。ブランドの名前表記を英米式にせず、苗字を頭に持ってきたのも正解と思います。TAKAYUKI KIJIMAでも悪くないけど、KIJIから始まった方がエレガントな気がする。サイズやカラーの展開が多いのもの魅力のひとつ。こちらはつばの短いネイビーカラーのタイプ。かなり気に入ったのでたぶん色違いのブラックも買うんじゃないかと思います。

キダオレ日記 T-シャツ

DSC_7619.JPG

結婚記念日に妻とおそろいでT-シャツを購入しました。ペアルックで出かけることはまずないですけどね。PLAYではめずらしいインディゴ染め。オーバーサイズがトレンドの中、けっこうコンパクトでピッタリなパターン。脇のところもしっかり絞ってあります。裾は長めなので、たくし上げて腰回りに表情作る感じかなあ。ハートのプリントはこのサイズだとさすがにちょっとベトっとします。ま、ファッションは「忍耐」ですからね。あえてジャケットの下に着て、プリントちょい見せぐらいがかっこいいのではないかと思っています。

キダオレ日記 スニーカー問題

DSC_7600.JPG

スニーカー問題。ハイテクなタイプのモデルは僕とはもう無関係ですし、もともとAIRMAXなどのトレンドには色されることなくうまくくぐり抜けてきました。それでもオールスターとスタンスミスの間を行ったり来たり、サーフィンをやるようになってからはそれにVANSが加わったり、とつぜんニューバランスが復活してきたりと、スニーカーのブランドがきっちり定まったことは一度もありません。友人のツトムくんなんかはいつの時代も足元は常に同じナイキの定番で、それが彼のスタイルとして確立しているの、羨ましいなあと思います。

まあ、僕はどの時代もずっとパラディウムを履き続けてきていて、それはそれで自分のカラーだとは思っていますが、パラディウムはこのスニーカー論争とは別カテゴリーのアイテムなんだよね。良くも悪くも蚊帳の外の話です。

昨年、突然やってきたブラックコムデのマイブーム。ブラックとナイキのコラボのあおりを受けてスポーツウェアもスニーカーもにわかにナイキに目が行くようになってきました。

写真:そんなBLACK&NIKEが発表した「ナイトトラック」。マイケルジャクソンが生きていたら喜んで履きそうな80’Sに捧げるオマージュ。ブラックらしくモノトーンでまとめられていると思いきやソールがラメ仕様という大人の色気たっぷりの逸品。コレ履いてディスコに、、行くわけはないけれど、わりと足にしっくりきたのは意外でした。勇敢にダブルのジャケットに合わせてみようと思います。

キダオレ日記

DSC_7598.JPG

とうとう、というべきか、ヨガを始めました。何年も前からずっと興味はあったんですけどね。なかなかきっかけがなくて遠回しになっていました。あちこち故障が続いて大好きなキックボクシングをお休みしてまして、あまりにも体がなまりすぎ、このままでは精神衛生上もよろしくないと思って意を決したわけであります。

目指すのはガチの精神世界ではなくて、あくまでアーバンスタイル。インターネットでなるべくスピリチュアルな雰囲気の少なそうなスタジオを選んで入会しましたが、今のところまあ許容範囲内かな。周囲からは鶴太郎さんみたいになるんじゃないかと心配されてる節がありますが、あそこまでストイックになるほどピュアではないと自分では思っています。

何をやるにもまずは着るものがいちばん大事。ウェアはナイキとコラボのコムデギャルソンで決まりです。これを着てヨガマット背負って歩く街並みはまた見え方がぜんぜん違いますね。服というのは本当に不思議なものです。

まだ始まったばかりで、たいした変化は感じていませんが、レッスンのあとはものすごくお腹がすき、またどろどろに眠くなります。さて、どうなることやら。

 

Now on sale!

utme.jpg

ナガイツトムくんデザインのDJマックロマンスTシャツがユニクロのオリジナルTシャツサイト=UTMEで発売開始いたしました。どうぞお買い求め下さいまし。→ONLINE STORE

キダオレ日記 モスコット

IMG_2931.jpg

aged eyesというのだそうです。英語で老眼のことを。そのままですね。でも「老眼鏡」はaged eye glasses ではなくてreading glassesとなるそうな。

モスコット(レムトッシュばっかり)あれこれたくさん持っていますが、使っていなかったサングラスのレンズを「読書用」のに入れ替えました。リサイクルとまではいきませんが、新しいものを買うのではなく、今持っているものを再利用するという考え、それに対応してくれるお店やブランド、いいですね。本を読むときも使いますが、これでレコードの溝がよく見えるようになりました。めでたしめでたし。

キダオレ日記

DSC_7593 (1).jpg

セットアップ:Adam et Rope

毎年、春が来ると普段着用に薄い素材のセットアップを買います。ガンガン着倒してシーズンが終わったら捨ててしまうので、値段もなるべく安いのから選びます。昨年は確かユナイテッドアローズでグレーのセットを買ったはず。今年はアダムで写真だとちょっとわかりにくいけど色はネイビーです。見ての通り、ジャケットはデカめ、パンツは太め。ウエストは直しに出して3cmぐらい詰めました。痩せて気分はいいけれど、市販の服、適正サイズのパンツ探しは困難を極めています。さておき、最近の若い男の子たちが好みそうな今風のシルエットの服、着こなせるかどうか。

追記 : 後日、パンツも直しから帰ってきて、自宅で上下着てみたら悲惨なくらい似合いませんでした。久しぶりに新品ゴミ箱行き。

おかげでまたセットアップを探さなくてはならなくなりました。今回のぶんと合わせたら、コムデギャルソンの上下が買えたな。最初からコムデに行けばよかった。

しかし昨今のオーバーサイズなシルエットのトレンドは手強いですね。おじさんをファッションから締め出そうという意思すらちらつく気がします。

余談 : 数年前までよく買い物をしていたエンジニアードガーメンツの今季は赤、青、白などの明るいカラーのアイテムがたくさんあって、久しぶりに購買神経を刺激されました。ただ僕のサイズは最初から作られてなかったり、数が少なくて売り切れたりで、結局何も買えませんでした。チビはオシャレするなと言われているみたいで悲しいですね。

ちなみに「ゆったり大きめ」の波はEGまで影響を及ぼしているようで、昨シーズンまで見られていたジャケットの「絞り」がなくなってストンとしたシルエットに変貌していました。どんどんトレンドに置いていかれます。

T

IMG_2874.jpg

友人でイラストレーターで僕のファン(と、僕が自分で言うのもおこがましいのですが)であるナガイツトムくんがDJマックロマンスをモチーフにしたキャラクターを作ってくれました。ついでにユニクロでTシャツを作ってみましたよ。なかなかいい感じに仕上がってきましたので、少しデザイン改良してユニクロの通販サイトで公開しようと思っています。もうちょっとだけお待ち下さい。お楽しみに。

SNIPE SHOT

_DSC3907honban のコピー.jpg

Photo by Kazuo Yoshioka BURONICA

キダオレ日記 UA

IMG_2703.jpg

左:ネックレス/FLORIAN 右:Tシャツ/biscuithead

何だかんだでユナイテッドアローズにはやはり毎年お世話になります。あちこちあるけど、キャットストリートのDISTRICTは必ずチェック。今どきなかなか攻撃的なセレクションをしてくれていて行くのが楽しみ、階段上る時いつも胸が高鳴ります。

まあ「パーティで1回着たら終わり」という感じの服を買うのは今の僕のライフスタイルにそぐわず、だいたい「見るだけ」なんですけどね。(実際はB&Yとかで現実的なアイテムを買っています。そういう人、案外多いんじゃないかな。)

この日はピンクのTシャツとシルバーのネックレスを入手。どちらも普段の僕の中に全くないイメージですけど、ま、たまには冒険も必要。無骨ながらもエレガントを兼ね備えたシルバーは身に付けると想像以上に気分が高揚します。

キダオレ日記 ストール

IMG_2609.jpg

鮮やかな赤いストールはアニエスベー。色にはもともと強いアニエスですけど、今季は特にカラフルなアイテムが目を惹きました。アフリカの染物かしら?強い太陽の下でないとこういう色は出ないんじゃないかと思います。真夏に活躍しそう。

キダオレ日記

DSC_7512.JPG

今夜は都内某所で開催されるクローズドのイベントでDJします。立ち位置としては給仕さんたちやカメラさんと同じスタッフのひとり、つまり黒子ですので衣装もそれなりに。まあオールブラックが無難ですね。ようやく春らしい陽気になってきたので、昨年のシーズンアウト時期に滑り込みで買った5351のセットアップに袖を通します。気分上がるなあ。この素材感で敢えてのダブル。ゴーイチはいつの時代も期待に応えてくれます。

インスタグラム

DSC_7210

最近ハマっているものと言えば、恥ずかしながら「インスタグラム」です。

何をいまさら?と、言われそうだけど、これまであまりインスタの何が楽しいのかよくわかってなかったんだよね。友だちの自撮りとか、ペットとか、食べたもの、見た風景の写真がずらりと並んでいて、まあフェイスブックとそんなに景色が変わるわけでもない。たまに「いいね」と思うのは、彼らが海外旅行先で撮影した写真、あるいはプロの写真家やグライフィックデザイナーなどのクリエイティブな仕事をしている人の写真。たぶん僕は友人たちの日常生活にあまり興味がないのでしょう。

海外の作家の小説を読んだことをきっかけに、ふと、自分の所属している「ムラ」の外で何が起こっているか急速に興味を持つようになりました。海外の人たちのインスタグラムはどうなっているのか?

むむ。

というわけで、世界中のインスタグラマーが掲載する写真を狂ったように見まくっている毎日です。それぞれの作品のクオリティーの高さにも驚愕ですが、人と写真が世界中で数珠繋ぎになっていて、たぐってもたぐっても先が見えないこの感じ、興奮しちゃうねえ。

あ、僕のアカウントは自主凍結したまま、別アカウントを使っています。コアなダダヘッズはもう知っていることでしょう。