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映画鑑賞記:ターミネーター(ネタバレあり)

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映画「ターミネーター:ニューフェイト」を観た。

映画鑑賞はミニシアター系(というカテゴライズの仕方もあまり好きではないのだけど)が本流だが、ハリウッドムービーも好きで良く観ている。

アメリカの映画は主人公(男と決まっている。)が仕事や趣味やイデオロギーや友情に情熱を燃やしていて、パートナー(多くの場合「妻」という設定だ。)がそれを邪魔するという設定でストーリーが構成されている。アフガンで戦う戦士、凶悪犯と対峙する刑事、研究に没頭する学者、彼らは申し合わせたかのように妻の誕生日を忘れ、結婚記念日を忘れ、子供の発表会に顔を出さず、まるで家庭を顧みないことに美学があるかのようである。制作側もさすがにその部分をわざわざ説明するのが面倒になってきたのか、最近では物語の最初から妻に離婚されているケースも少なくない。「妻」が最初の15分ぐらいで死んでしまうストーリーが多いのも最近のハリウッドの傾向だと思う。要するに主人公の男が妻や家庭をないがしろにして、仕事や友情を大切にするというのがアメリカ映画の定型で、不理解なことにないがしろにされている側、つまり女性や子供たちも、それを受け入れて映画を楽しんでいるように見える。

これはアメリカが「移民の国」であることが原因であるのだそうだ。(僕が思いついたのではない。そういう話を聞いたことがある。)最初の移民は男女比で言うと圧倒的に男が多く、パートナーや家庭を持てる男性はごく一部だった。妻や家庭よりも仕事や友情を重要視しないことには自らの存在意義が否定されてしまうという状況だったわけだ。その名残が映画という媒体を通じて現在まで続いていると言うのである。

事の真意はよくわからないが、アメリカの映画が長く男性至上主義によって描かれてきたのは事実だと思う。我々はそれをたいした違和感もなく受け入れてきた。(日本映画も男性至上ではあるけれど女性の立ち位置はアメリカのそれとはまた異なると思う。また機会があったら話題にするかも。)

で、ターミネーターである。写真でもわかるように主人公は女性たち。彼女らが敵の悪役(機械だが男性の容姿をしている。)と戦って勝つという極めてシンプルなストーリー。男たちも多数登場するが、彼らはみな悪役に殺されてゆく。(つまり役立たず。)。

で、肝心のシュワルツェネッガーがどこで登場するかと言うと、物語の中盤で出てきて女たちと戦うのかと思いきや、何と彼女らと一緒になって敵と戦うのである。そして、何と、シュワルツェネッガー、それなりにおじいさんになっている。(機械だぞ。)

つまりこれは「戦う女たちとそれを手助けする老人」の話なのだ。

アメリカが変貌したがっている。これからは女と老人の時代がやってくるかも知れない。これから老人になろうとしている自分にとっては明るい話かも知れない。しかし、未来からやってきた得体の知れないロボットと戦うなんてまっぴらだな。嫌だな。なんて、そんなことを考えながら映画館を出た。

しかしだな。おじいさんになった機械のシュワルツェネッガーに家庭があるという設定は気にならないでもない。劇中、彼は「女たちの戦い」のために家族との幸せな生活を捨てることになる。「家庭を顧みない美学。」スポンサーに気を使ったのかも知れない。

Movie View

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映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観ました。クイーンのことをあまり知らなかったけど、この映画でファンになったという人かなりいるんじゃないかな。僕自身もファンだったことは一度もないのですけど、ちょっとこれまでの態度を改めなくてならんという気持ちにさせられました。

ライブのシーンはある意味で本物のクイーンを超えています。たぶん本物のクイーンのライブ映像を同じように映画館で大音量で流しても、ここまでスクリーンに引き込まれることはないんじゃないかな。映画の持つ「底力」を感じました。映画はリアルを超越する。

キャスティングがよかった。よくもまああれだけ適役を見つけてきたもんです。フレディマーキュリーの動きなんかちょっとやそっとで真似できるもんじゃあらんせん。あの感じですと、きっと彼はプリンスも演じることができるんじゃないでしょうか。あとブライアンメイはそっくりすぎて本人としか思えませんでした。

時代背景も自分の青春時代と合致しますし、タイムカプセルの鍵を開けられて、いろんなこと思い出したりもして、アホみたいにたくさん泣きました。

映画っていいなあ。

そうそう、ささやかな自慢ですけど、映画に出てくるロック・フィールド・スタジオで僕も80年代にレコーディングをしたことがあるんだよ。

MOVIE VIEW パンク侍斬られて候

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「パンク侍斬られて候」を観ました。作品が製作されていることを知った時からずっとそうだったんだけど、エンドロールが流れていくの眺めながら、何であそこに自分の名前がないのだろう?って。いやいや、本当におこがましいのは重々承知で話していますけど、最近、どこで人生設計を間違えたのかなあってよく考えます。

朝ドラや月9やましてやハリウッド映画の話をしているわけではないんだよね。原作が町田康で、脚本が宮藤官九郎で、監督が石井聰亙で、作品のタイトルがパンク侍で、エンドロールにセックスピストルズのアナーキーin the UKが流れる(カルト)映画。おかしいよなあ。スクリーンの向こう側にいるはずだったんだけどなあ。いやいや、おこがましいのはわかってますって。

映画の話をすると、町田康さんの作品を映画化するのは難しいのだろうな、というのが率直な感想です。

隣の席にたぶん綾野剛さんのファンと見える若いお母さんと娘がいらしたんですけど、ポップコーン食べる音が止まる度にちょっと申し訳ないような気持ちになりました。別に僕が悪いわけではまったくないんですけどね。そういう意味では凄い作品だよなあって思います。

演技では豊川悦司さんが光っていました。あと、おじさんたちはみんな北川景子さんを好きになってしまうと思います。

繰り返しになるけどエンドロールにアナーキーin the UKが流れて、一瞬だけ血が体の中を逆流するような高揚感がやってきて、そして消えました。

靴日記 Day.3

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先日購入したリーガルのプレーントゥがご機嫌です。ので、新たに靴日記を始めてみることにしました。3日めとなるこの日は外苑前→表参道→渋谷→我孫子→新宿→自由が丘とほぼ12時間履きっぱなし。すでに僕の足のシルエットが浮き上がってきました。目立つ汚れはなかったので、ブラシで埃をおとして、線の入った部分重点的にごく薄くクリームを与えました。

機材

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ODYSSEY:ターンテーブルケース K-1200

このところ出張DJする機会が増えてきました。需要に応じて機材を買い集めているうちに、カートリッジからスピーカーまでひととおり揃い、小規模なスペースなら、電源さえあればどこででもDJできるようになりました。(大規模なイベントには別途システムが必要です。)

僕にはローディを雇えるほどの余裕は当然ありませんので、機材はすべてひとりで運びます。これがけっこうな重労働。特にターンテーブルは基本、持ち運びのことを考慮して設計されておらず、重ねられずに場所を取ったり、配線処理が面倒だったり、移動中の衝撃に細かな配慮したり、これまでもいろいろ苦労してきました。このたび、ようやく専用のハードケースを購入したのですが、使ってみるととても便利で、こんなことならもっと前に手に入れておけばと後悔の始末。

ハードケースと言えばその重さが持ち運び時のネックだったのですが、最近は特殊な樹脂素材を使った軽量モデルが登場していて重量は半分以下。ストイックでシンプルなデザインもグッドだし、いやいや、こんなことならもっと前に手に入れておけばよかった。

欲を言えば、配線用のホールを作ってもらいたかったですが、それもおそらく強度との兼ね合いなのでしょう。機能性、デザイン性、満足です。コストパフォーマンスも良好。よい買い物でした。

出張DJ(ミュージックデリバリーと言った方がかっこいいかな?)は今後、力を入れていく分野と思っています。ソフトもハードもクオリティを上げて、全国から(もちろん世界からも)オファーがもらえるようにならなきゃね。がんばります。

LONG SIMMONS

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MY NEW GIRL。人気の名シェイパー=クリス・クリステンソンが日本の波でサーフィンを楽しめるように生み出したとされるモデル。四角いお尻と小ぶりの2フィン、どこかのサイトで写真を見つけて、何となくミッドセンチュリー家具を思い起こさせるようなデザインがずっと気になっていたんだけど、海でもショップでも見かけたことがありません。先週、中古のサーフボードを扱うサイトに突如出現したのを発見して衝動的に買ってしまいました。見た目(だけ)から入っているので、正直、自分の目指すサーフスタイルに合ってるか全くわかりません。「ロングシモンズ」と呼ばれていますが、サイズは8.2フィートで、長さ的にはミッドレングスにカテゴライズされると思います。今のボードが9.4なので、かなり小さく感じる。大型フェリーから漁船に乗り換えたような気分です。サーファー友達の中では賛否両論物議醸しそうな予感がしますが、こういうのはフィーリングなんでね。先輩に「あの女はやめとけ」とか言われても気に入っちゃったんだからしょうがない。

キダオレ日記(古着の巻)

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発売当時はサイズがなかったり予算不足だったりで買えず、その後何年も記憶に残るような服があります。これは2013年秋冬のEG。独特の赤が印象的な良服で、毎年寒くなる度に思い出しては買っておけばよかったと後悔していました。最近それを古着屋で発見。サイズもロットの少ないXSだったので少し迷ってから購入しました。衣装以外では古着を着ない方針なんですけど、こればっかりは代わりがないんだからしょうがない。

毎シーズン驚きと感動をもたらせてくれていたエンジニアードガーメンツですが、ここ数シーズンはネタが切れたのか少し守り気味で物足りず、にもかかわらずジワジワと価格帯を上げてきているような気がするのでファンとしては今後もついていくべきかちょっと微妙なところであります。