カテゴリー別アーカイブ: アナーキー・イン・ザ・ブッシュ

DJ info 中止のお知らせ

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ごめんなさい。9月3日(月)に予定していたTOKYO R BAR&CAFEでのDJは急遽中止になりました。

きのう、富里アナーキーファームで農作業してまして、ゴーグルつけ忘れて草刈りしてたら、爆ぜた小石が右目に直撃。お医者に行ったら、眼球に傷はあるけど深刻ではなくすぐに治るとのこと。DJもできなくはないと思うけど、とにかく目を開けているのがしんどいし、涙たらたら流れっぱなしで仕事にならなそうなので、大事をとってお休みさせていただくことになりました。楽しみにしてた方、本当にごめんなさい。

しかし人間の目というのはすごいものですね。小石がこちらに向かってくるの、しっかり見えてました。スローモーションのようにも感じられるぐらいはっきり見えた。で、とっさにまぶたを閉じたのでしょう。目が開きっぱなしだったらどうなってたことやら。

自分はわりと反射神経がいいんだなあ。って思たんだけど、よく考えてみるとちがうね。見えてたのに、よけた形跡が全くないってことは、反射神経、相当錆びてるみたいですね。

帰りの電車の中、ずっと目を閉じてたんですけど、人の会話とか駅のホームの音とか、普段は気にしていない音がたくさんあるのに気がついて、何百回も行き来したことのあるルートなのに、すごく新鮮な感じがしました。あと、目の不自由な方はふだんからこのような暗闇の中で生活されていて、それってスーパーすごいことなんだということも再認識。

怪我をしたのは右目だけなんですけど、なぜか左目も開けてるのがしんどいんですよね。普段よりまぶしく見えるし、距離感もぜんぜんわかんないし。なので帰宅後は両目を閉じているんですけど、そうするとやはりすぐに寝てしまいますね。久しぶりに10時間ぐらい寝て、今もまた寝そうです。パソコン中毒もこれでちょっと治るかも。

では、おやすみなさい。

ジャングル

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土地の境界線の確認作業に立ち会ってきました。僕がまだ子供の頃に祖父から譲り受けた土地らしく、おそらくその当時はそれなりに価値があった(あるいはその後価値が上がると想定していた)のだと思うのですが、現在は見ての通りのジャングル状態で、どうにもなりません。聞けばもともと畑だったところにわざわざ植林したのだそうで、おじいちゃんとしてはきっと「金に困ったら木を切って売ればよかろう。」というようなつもりでいたのでしょう。今や木の値段よりもそれを切るコストの方がずっと高く、もくろみは外れたわけなのですけど、うっそうと茂った木々のエネルギーをそのまま「愛」だと解釈すれば、ああ自分はご先祖様に愛されているんだなと感じることはできます。何もこんな南国調の木を植えることもなかったような気はしますけど。

オリーブ栽培日記

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花が散ったあとのオリーブ。これは実がなってきたとしか言いようがありません。順調すぎて少し怖い。実際、葉っぱが黄色くなっているところが数カ所あり、本で調べてみたら害虫か水不足か栄養不足とのこと。見たところ虫がついている感じはしないし、水はこまめに与えているので大丈夫なはず。となると栄養か。市販の栄養剤(固形)を施してしばらく様子を見ます。

平和と知恵

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満開のオリーブの花が散り始めました。とすると、もしかしてこのあと実がなるのででしょうか?想像しただけで興奮してしまいます。

オリーブの花言葉は「平和と知恵」なのだそうです。世界がオリーブの樹を中心にまわるようになればよいのに。

Weeds

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ひとりで荒地の整備をしています。数年前に大きな工事を入れて土地がほぼ平らになり、無造作に生えていた木々も撤去してもらったので、草を刈って地面を耕せばすぐに耕作をはじめることができます。毎週のように足を運べればよいのですが、なかなか時間を作ることができず(できなくもないのですけどプライオリティーの問題ですね)結局、訪れるのは数週間に1度。作業をはじめて数年になりますが、いまだ雑草と格闘するところから先に進められていません。とくにこのシーズンの草花は本当にパワフルで日々爆発的に成長します。草を刈り、次回は何か植えようと思って行ってみたら前よりも大きくなっているといった始末で手に負えません。

まあね。相手が雑草でも、緑と戯れるのは悪くないというのはあります。いっそ「雑草を育てている」と考えればいいのかも知れません。この花たちだってこんなに嬉しそうに咲き乱れていてとても刈り取る気持ちにはなりませんもの。

小庭

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我が家には小さな庭がありまして家族で手入れをしています。家族それぞれの持ち場があり、僕は大きめの木の剪定と西側、妻が東、いちばん光の入る南側は下の娘が主導で手を入れています。写真がその南エリア。乱雑荒れ放題に見ますが、娘なりにそれなりのストーリーがあるようで、木、花、野菜、雑草がいい感じに共存していて全体としてとてもパワフルな庭になっています。雑草もほとんど抜かないのですが、不思議と嫌な草は生えてきません。となりの家から垣根を越えてきて咲き乱れている花たちがいたりして、さながら植物のパーティー会場です。

オリーブ

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昨年、我が家に来たオリーブの木。これはもしかしてつぼみでしょうか。自分で育てている植物に花が咲くなんて、まるで夢のようです。

オリーブガーデン

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荒地のオリーブ園化計画。この秋に苗付けをしようと目論んでいたのですが、外目には整っているみたいに見える土にクワを入れてみたら雑草の根っこがしぶとく残っていて、人力で耕すのはかなり困難なことが判明。耕運機を買うか、あるいは狭いエリアからスタートするか、なんて考えているうちにあっというまに9月が終わってしまいました。(長雨もありましたが、あまり言い訳にはなりません。)夏の間に苦労して刈った雑草が前よりもパワフルにもくもくと生えてきちゃってるし、この秋の苗付けは断念することにしました。ってのが前回までのストーリー。

文章でも音楽でも映像でも思いついて作業にかかって2時間ぐらいで完成しないものは完成しない。故に何も完成させたことがない。というのが僕の性分。こんな自分のことを心底から恥じていますが、ともかく、どう考えても僕みたいな飽きっぽく集中力が持続しない人間は農業のような長期的なクリエーションには全く不向きです。しかも、植林ともなれば、植えた木から実が取れるようになる頃には自分が生きているかどうかすらわからないぐらいの長帳場。僕にとっては「勝算ほとんどなし」と言ってもよいぐらいの無謀な挑戦です。

ただ、土地と格闘する作業そのものは、わりと細かなパーツにわけることができて、例えば草刈りひとつとっても、2時間も集中してやればひとりでも50坪ぐらいのエリアの草は刈れるわけで、草が刈り取られた後の土地の清々しい様を「作品」とするならば、草刈りは非常に効率のよいクリエーションであるとも言えます。50坪のキャンパスに2時間で絵を描くのは誰にとってもなかなかのハードワークでしょうから。

ま、へりくつはともかく、目先の作業そのものがけっこう楽しいもんで、先のことはあまり考えずにちょっとずつ進めていこうと思っています。

オリーブの苗木を買って自宅の庭で育て、ある程度大きくなったら土地に植え替え。ってな計画。

この日も近所の花屋さんで見つけたオリーブの木を買ってきて、この後、植木鉢に植え替えました。ともあれオリーブは人の気持ちをとても良くさせる不思議で幸せな植物です。

スタート

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400坪の空き地(荒地)をオリーブ園にしようという、かなり壮大な計画を立て、ちょくちょく土地に入ってはそれなりに準備を進めてきたのですけど、この秋の苗付けのタイミングには間に合いませんでした。ひとまず家庭菜園から始めます。

瀬戸内旅行記10、オリーブ園

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時間は前後しますが、オリーブ園の様子も載っけておかなきゃね。富里の荒れ地をこんな風にできたらいいなと思いますが、この秋に苗を植えたとして、こうなるころには僕はこの世にはもういません。人生は思ってたよりも短いものです。みなさん、やりたいことは今すぐやりましょう。

くわ

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瀬戸内旅行のお話が続いてますが、ちょっと小休止。オリーブ園をつくるための荒れ地の開拓はゆっくりと進んでいます。敷地内の雑草を刈り取る作業があともう少しで終わり。次はいよいよ土に鍬を入れます。人生初の鍬はホームセンターで1800円。さてどうなることやら。

画像

草刈機

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マイニューマシン。草刈機は馬力が大きい方がもちろんいいんだけど、比例して重量も重くなるので、その辺のバランスをよく考えて購入するべし、とジョイフルホンダの販売員の方に教えられ、ちょうど真ん中辺のサイズの機種をセレクトしました。これまでのレンタル品とくらべて効率3倍ぐらい上がったような気がします。翌日はしっかり筋肉痛でしたけど。

目覚めたら農家だった

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朝っぱらから電話。何ですと?おじいちゃんの時代からずっと人に貸してた土地が突然返ってくることになりました。さっそく雨の中、車飛ばして現場に行ってみたら作物が植わってました。もちろん更地に戻してもらってもよかったのですけど、あと数ヶ月で収穫できるらしく、せっかくだからそのまま野菜の世話を引き継ぐことにしました。何かの豆だそうです。農業のこと何ひとつわかりませんが、まあやれるだけやってみようと思います。

ANARCHY 4.

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ANARCHY 3.へ

ここまで1.2、3と自分で記事を読み返してみたのですけど、ただ土地を売るってだけの話で長々とつまらないですね。この土地の話はこれぐらいにしてさっさと次に行こうと思います。

写真:敷地の中はこのありさま

ANARCHY 3.

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ANARCHY 2.へ

空港のとなりの土地のお話が続きます。

よくよく調べてみると、空港が周辺の土地を引き受けるシステムが存在することがわかりました。

空港ができた際に、あちらの都合で土地に線が引かれ、空港の敷地にならなかった部分がそのままになっているわけで、本来なら最初から周辺の土地も引き受けてくれればよかったのですが、まあ当時の空港側にはそのような余裕は予算的にも配慮的にもなかったのでしょう。

現在は、ある一定の条件を満たす土地については空港はむしろ積極的に引き受けているようです。売買価格も良心的で、土地の名目が何であるかは問題なく、しかも無税と聞き、結局この土地は空港に売却することにしました。

土地の売却にあたっては、今は、売る側が土地を測量にかけて他の土地との境界確定をしなくてはなりません。登記簿謄本などに記載されてるんだから、それでいいじゃないかと思うのですが、古いやり方で測量された図面と実際の土地とは多くの場合ズレが生じており、現在の高度な測量技術を使った、より正確な情報を得る必要があるとのことらしいです。

測量して上がって来た情報は、めぐりめぐって最終的には法務局のデータベースの中に収まります。つまり国は自分たちはびた一文払わずに最新技術による正確なデータを入手することになります。しかも第三者が公図などのデータを取得する場合、法務局に手数料を払わなければなりません。他人の金で得た情報を元に収入を得る。全くお上にとっては都合のよいシステムです。

つづく

写真:エントランス。通常はがっちり鍵がかけられており、自分の土地なのに入ることができません。

ANARCHY 2. 空港のとなりの「畑」

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ANARCHY 1.

空港の真横に位置するこの土地は名目が「畑」となっています。これがやっかいな代物で、「畑」は原則として所有権の移転ができない、と農地法で定められています。更には「畑」を田畑以外(例えば家を建てるなど)に転用することも禁じられています。更に更に、「畑」を土地の所有者以外の者に貸すこともダメ。売るのはダメ、貸すのもダメ、家を建てるのも駐車場にするのも全部ダメ。土地の所有者が田畑として自分で使う他は全部ダメ。自分の土地なのに自由にできないという理不尽なルールに縛られているのが「畑」です。

おそらく元々は、農家と農地を守るための法律だったのでしょう。時代の変化に法律がついていってない、ひとつの例だと言えるんじゃないでしょうか。

実は畑を雑種地(つまり普通に家などを建てられる)へ転用する方法はないわけではありません。それについては別の土地で実際に手続きをしたことがありますので、またそのうち話題にするかも知れません。(この手続きがまた鬼のように面倒なものでした。金もかかります。)

仮に雑種地への転用が認められたとしても、そこに家屋を建てるのは現実的とは言えません。おそらく空港の方から別のしばりが出てくるでしょうし、だいたい朝から晩まで爆音で飛行機が行き来する場所ではとても生活できないでしょう。

自分で土地を耕して、畑として利用するのが最も手っ取り早いのですが、アナーキー1、でも申したとおり、自分の土地なのに自由に入れない特殊なエリアです。それに名目は「畑」でも実際は「山」の一部。木が生い茂り地面はでこぼこ、とても作物を育てられる環境ではありません。

利用価値がないのでずっと何十年も放ったらかしになっていたのですが、それでも固定資産税の請求書は毎年しっかりやってきます。

つづく

写真:「畑」の真上を飛行機が行き来します。テロリストだったら喜んでこの土地を引き受けたかも知れません。

ANARCHY 1. アナーキー・イン・ザ・ブッシュ

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成田市及び近郊に点在する荒地をコツコツと整備しています。それぞれの土地の性格によって、将来どのようにするか個別にプランを立てますが、中には自分ではどうにも手に負えない土地もあります。その場合は、その土地を有効利用してくれそうな人(や組織)を探して、引き取ってもらえるように交渉します。(全然アナーキーではないですね。新人営業マンのような仕事です。)

この土地は成田空港の真横、周囲を鉄条網で囲まれた特殊なエリアにあります。入り口には鉄柵の門があり鍵がかけられていて、自分の土地なのに許可なく中に入ることができないという理不尽さ。写真は問題の土地の内部から撮影しました。柵の向こうは成田空港です。

つづく

アナーキー・イン・ザ・ブッシュ

IMG_2811ニュース:マックロマンスの新しい活動がスタートしました。その名も「アナーキー・イン・ザ・ブッシュ」。成田市及び近郊に点在する荒地をひとりで地道に整備しています。詳細はこのブログで随時発信していきます。今後の活動にご期待下さい。

写真:ミシシッピか?みたいな感じですが、この真横は成田空港。頭の真上を飛行機がブンブン飛んでいます。もちろん一般立ち入り禁止区域。