カテゴリー別アーカイブ: しごと

SDカードリーダー

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新しくもなく、本当にどうでもよいことなのですけど、MacBookを買い替えてUSBも差し込めないし、CDも入れられない、なんてパニックしてる僕のようなパソコン音痴の方のために、いちおう情報を共有しておきます。SDカードが挿せないのはけっこう不便なもんだと、差込口がなくなって気がつきました。アップルストアでアダプタを買えるのですが、これがけっこういい値段。僕は基本的には何でも純正品を使うことにしているのですけど、たかがアダプタひとつに5千円は高いと思ってネットで調べてみたら写真のブツを発見。以前にUSBを差し込めるようにApple純正のアダプタを購入したので、それと組み合わせて使います。お値段800円程度。使ってみた感じは「全く問題なし。」でした。

現在の僕のパソコンの使用頻度は50%がDJ、音楽制作関係、あとはインターネットで調べ物したりYouTube観たり、画像や写真の加工、デザイン、ショートムービー制作がそれぞれ10%ぐらいづつという感じでしょうか。現在のところはMacBook Pro(2017)でひととおり賄えていますが、音楽制作ソフト使っているうちに容量超えてフリーズするなど、すでに少々負担のかかる使い方をしているようです。おそらくそのうちにデスクトップのiMACが必要になってきそうな気がしています。前のMacBook Proから乗り換えてよかった点は画質が圧倒的に綺麗になったことと、薄く軽くなったことがあげられますが、それ以外ではちょっと不便になったことの方が多いように感じています。あと、繊細すぎて壊れるのも早そう。高くてもいいから「一度買ったら一生もんでごわす。」みたいな心強いPCが世に普及する日がくることを願っています。

納品 

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この夏から男服 5351 POUR LES HOMMESのショップミュージック(店の中で流れているBGM)を担当させてもらっている。その流れで2019 S/Sの展示会、会期中の音楽も作ることになった。ブランドの方向性を顧客に提示する場に流れる音楽だ。非常に重要な役割で、光栄であると同時にプレッシャーもある。

デザイナーから新シーズンのテーマ、キーワード、イメージ画像がデータで送られてきたのが10日前。まずはその意図をよく理解するところからスタートする。最初は何の音も聴こえてこない。大丈夫、まだ時間はある。

選曲集を作るときは最初の1曲が見つかるまでにいちばん時間がかかる。うまく説明できないのだけれど、それは最初から決まっているような気がする。どこにあるかはわからない。でも「ある」ことはわかっている。宝探しというよりは、どこにしまったか忘れてしまったものを探す感覚に近い。

やみくもに曲を聴きまくっていて見つかることもある。ラジオやSNSで偶然見つけることもある。多くの場合、それは突然やってくる。頭の中で音が鳴り出すのだ。

何も起こらずに数日が過ぎる。その間にもDJをやったり、サーフィンに行ったり、他にも用があってこちらには取りかかれない。音もまだ聴こえてこない。ただ、受け取ったビジュアルイメージが少しずつ動き始めている感覚がある。写真がスライドショーになり、ムービーとなってストーリーを語り始める。

6日め。ギターの音が聴こえる。はしっこを捕まえてたぐりよせる。「何だ、君か。」

レコードの棚からそいつを取り出してターンテーブルに置く。針を落とす。間違いない。コイツだ。残り3日。

翌日。別の音が鳴り始める。急遽、曲を集めて配列を考え、DJブースに立って一挙につなげる。おごそかで神聖なムードのミックスができあがる。いわゆるクリスマスソングは1曲も入ってないがこのシーズンの空気によく馴染むであろう。

その夜、やっと展示会用の曲を集めはじめる。この時点でイメージはすでに固まっているので、作業は難航することなく進む。雨が降っている。あと2日。

その次の日はサーフィンに行く。ドライブしながらクリスマスミックスを聴き、集めた素材を聴く。海に入った後は特によく音楽が体に浸透してくる。

納品日。いい感じでベッドから出る。午前中は整骨院、午後は歯医者。帰宅してから作業開始する。パソコンに取り込んだ音源をチェックしながら配置を決めてゆく。30ほどの候補曲を最終的には20曲ぐらいまで絞り込む。それらを今度はDJミックスのソフトに取り込む。ファッションブランドのイベントで流れる音楽が、8畳の和室のこたつの上で編集されているとは誰も知るまい。

パソコンを持ってDJブースまで移動し、配線を整えてレコーディングのセッティングをする。キッチンでコーヒーを入れ気分を落ち着かせると同時に高揚させる。

1曲めを放つ。実は最初に見つけたのとは違う曲だ。3日前はその存在すらも知らなかった。今は私の血と同期している。

選曲集とはいえ、ライブでDJしているのと全く同じ手法でレコーディングする。同じミックスでもスタジオで何度もこねくり回したものとは臨場感が違う。旋律はすべて私の体を通りまた新たな記号となってハードディスクに書き込まれていく。私は踊る。踊る。踊る。

およそ70分。最後の曲がフェードアウトして終わる。エピローグ用のダイアログ(映画のサントラからサンプルした。)を滑り込ませる時に操作ミスが起きて数秒のタイムラグができてしまう。おそらく問題なかろう。いやむしろ有効だったかも知れない。いずれにしてもやり直しをする気力は残っていない。時間もない。本物の一発録りだ。

ひどく体力を消耗しているのを感じる。に反して心の方は晴れ晴れとしている。ハードディスクの音源をCDに焼く。冬の格好をして車に乗り込む。また雨が降っている。

展示会の会場に納品しに行く。現場はディスプレーの作業が半分ぐらい終わったというところか。さっそくできたばかりのミックスを流してみるが、それがいいのか悪いのか、もう自分では判断できない。まあ「こりゃダメだよ。」となっても今更どうにもできない。何か不具合があれば連絡ください。本日中ならまだやり直しもできるので。と告げて会場を後にする。(実際はやりなおせと言われてもたぶんもう何もできない。)

一晩たって何も連絡がなかったから、おそらく合格だったのだと思う。何にしても気分はよい。今日は朝から晴れている。

 

 

 

 

パーティーレポート

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表参道の高級時計店ISHIDAのリニューアルパーティーでDJ。セレブリティが集まるファッションやジュエリーブランド関連のイベントにはバーテンダー時代、よくケータリングサービスで参加させてもらっていたが、私のDJ活動もようやくその域に足を踏み入れつつあるようで、何だか心がザワザワする。

この夜のスペシャルゲストがマジシャン=魔耶一星さん。機材のセッティング位置の関係で、急遽、私が音響のオペレーションを担当することになった。本番30分前に進行表を渡され、演出のキャプションを受けるが、想定外の事態に頭はパニック状態、言葉も何も入ってこない。

まあこういう時は、何を考えてもどうにかなるものではない。私は腹を決め、すべてを流れに委ねることにした。思考を止めて、真剣な顔つきで台本に目をやり、キャプションを真面目に聞いているふりだけをして場をやりすごし、頭の中を真っ白にしたまま本番に挑んだわけだ。

終わってみれば何のことはない。結果は大成功だった。アシスタントの方のナビゲーションが素晴らしかったし、進行表の時点で成功することはほぼ確約されていたと思う。(僕ではない誰か他の人がやっても同じようにうまくいっただろう。)

それにしても魔耶一星さんのマジックはすごかった。冒頭に何もないところからボーリングの玉が飛び出してきて、あまりのショックに今でも少しトラウマが残っている。

音響を担当したことで、マジックの演出の内側もちょっとだけ覗くことができた。野暮になるからこれ以上は何も言わないが、彼(ら)の技術が厳しい訓練の上に成り立っていることは間違いない。人前に立って芸を披露するということの重みを思い知らされた。

+ + +

これまでにいろいろなものごとにチャレンジしてきたが、気がつけばいつも、宴の裏方のようなことをやっている。自分が望んでそうなっているわけではないから、おそらく宿命のようなものなのだろう。

腕にはめたオメガは5年ほど前に友人からタダ同然で譲ってもらった。日常生活ではほとんど時計を使わないが、こういう時に役に立つ。

Photographed by Yusuke Sato

トークショー

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創作和菓子ユニット “wagashi asobi”が本を出版。代官山の蔦屋書店で出版記念のトークショーが開催されました。(お二人とはプースカフェを通じて知り合ってから、いつもちょっと気になる存在、という関係です。)

お二人は和菓子屋さんとしても、もちろん素晴らしいお仕事をされているわけなんですけど、お話を聞いて、ふたりの「生き方」に魅力を感じる人がたくさんいて、彼らの作るお菓子が、彼らのスピリッツを受け渡す役割を果たしているんじゃないかって感じました。

ほんとうにおこがましいのですけど、稲葉さんは最初会った時から自分と同じにおいがするというか、どこかパンクな要素を持ち合わせているような気がしていて、いやいや、あんな立派な人を捕まえてパンクとは失礼なと怒られてしまいそうですが、お話の中で「やっぱりなー。」と思う下りが出てきましたよ。

「やりたくないことはなるべくやりたくない。」

というのが僕の耳に引っかかったセンテンスでした。

「好きなことだけを追求する。」

意味としては同じですが、いわゆる世の中の成功者で前者のような引き算的な考え方を公言する人はすごくめずらしいと思います。

まあ、実際にやりたくないことをやらないためには、実はやりたくないことにもすごく真摯に取り組まなくてならないわけで、僕のようなただのなまけものを引き合いに出すのはほんとうに失礼だとは思いますが、僕が前から感じていた稲葉氏のパンクな部分がお話の中に垣間見えて、嬉しくなってしまいました。

本はこれから読みます。さて、どんなことが書かれているんだろう。楽しみです。

無題

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きのう、ある案件の契約が無事完了しました。1年ぐらいかかったかな。誰も褒めてはくれませんが、自分なりにはまあよくがんばったと思います。切り株に生えたこの植物は苔ですかね?こういう生き方は僕には真似できないよなあ。

ブックレット

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ビール飲んで寝て鼻くそほじってるだけでは仕事も来ないよなあ。ってんで、プロモーション用の冊子を作って営業しようと思って早くもひと月くらいになります。ようやくサンプルが上がってまいりました。ちょっと修正して出来上がり。これにCDつけてあっちこっちに配ろうと思います。

これまでの僕の人生では、こういうの作って、そこまでで満足して、後は何もしない。というのが定番なのですが、今回はもう少しがんばってほしいものです。

目覚めたら農家だった

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朝っぱらから電話。何ですと?おじいちゃんの時代からずっと人に貸してた土地が突然返ってくることになりました。さっそく雨の中、車飛ばして現場に行ってみたら作物が植わってました。もちろん更地に戻してもらってもよかったのですけど、あと数ヶ月で収穫できるらしく、せっかくだからそのまま野菜の世話を引き継ぐことにしました。何かの豆だそうです。農業のこと何ひとつわかりませんが、まあやれるだけやってみようと思います。

思い出

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ちょっと前の写真ごそっと出てきました。記念にiPhoneのカメラに収めて全部捨てました。何となく今のDJやってる姿と重なる僕のバーテン姿です。

宣伝

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今年はDJ活動にガチで取り組むと言ってもう2ヶ月が過ぎようとしています。座っているだけでは何も起こらないので、まずはプロモーションのために資料を作って宣伝しようと写真を集めてフォトブックを作ってみました。オンラインで簡単に作れるのですが、できあがってみるとあちこち気に入らないところだらけ。納得いくものができるまで、もう少し時間がかかってしまいそうです。

オフィス

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マイオフィス。って言ってもリビングの隅っこにテーブルと椅子を置いただけのスモールスペース。書類やら雑誌やらが山積みになっててただの物置になってたところを、けっこう一生懸命になって整理整頓してどうにか仕事ができる雰囲気になりました。この状態をキープしたいです。

支払調書

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ん?スパイラルから郵便物。開封してみたら支払調書が入っていました。青山CAYでDJしたギャラの分だ。ギャラは振込みだからいちいちチェックしてなかったけど、こうやって封筒で届くと給料もらったって実感があります。

個人事業主は生きてることそのものが仕事みたいなもんだし、入ってくるお金も出ていくお金もいつも何だか現実感がありません。こういう風に労働に対しての明確な対価としてお給料をいただける機会は貴重です。何だかちょっと社会人の仲間入りをしたような気分。

お給料は、関係者のみなさま、それから応援してくれてるお客様たちに感謝して大事に使わせていただきます。ありがとうございます。(って全額レコードに使っちゃうわけなんだけど。)

ANARCHY 2. 空港のとなりの「畑」

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ANARCHY 1.

空港の真横に位置するこの土地は名目が「畑」となっています。これがやっかいな代物で、「畑」は原則として所有権の移転ができない、と農地法で定められています。更には「畑」を田畑以外(例えば家を建てるなど)に転用することも禁じられています。更に更に、「畑」を土地の所有者以外の者に貸すこともダメ。売るのはダメ、貸すのもダメ、家を建てるのも駐車場にするのも全部ダメ。土地の所有者が田畑として自分で使う他は全部ダメ。自分の土地なのに自由にできないという理不尽なルールに縛られているのが「畑」です。

おそらく元々は、農家と農地を守るための法律だったのでしょう。時代の変化に法律がついていってない、ひとつの例だと言えるんじゃないでしょうか。

実は畑を雑種地(つまり普通に家などを建てられる)へ転用する方法はないわけではありません。それについては別の土地で実際に手続きをしたことがありますので、またそのうち話題にするかも知れません。(この手続きがまた鬼のように面倒なものでした。金もかかります。)

仮に雑種地への転用が認められたとしても、そこに家屋を建てるのは現実的とは言えません。おそらく空港の方から別のしばりが出てくるでしょうし、だいたい朝から晩まで爆音で飛行機が行き来する場所ではとても生活できないでしょう。

自分で土地を耕して、畑として利用するのが最も手っ取り早いのですが、アナーキー1、でも申したとおり、自分の土地なのに自由に入れない特殊なエリアです。それに名目は「畑」でも実際は「山」の一部。木が生い茂り地面はでこぼこ、とても作物を育てられる環境ではありません。

利用価値がないのでずっと何十年も放ったらかしになっていたのですが、それでも固定資産税の請求書は毎年しっかりやってきます。

つづく

写真:「畑」の真上を飛行機が行き来します。テロリストだったら喜んでこの土地を引き受けたかも知れません。

ANARCHY 1. アナーキー・イン・ザ・ブッシュ

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成田市及び近郊に点在する荒地をコツコツと整備しています。それぞれの土地の性格によって、将来どのようにするか個別にプランを立てますが、中には自分ではどうにも手に負えない土地もあります。その場合は、その土地を有効利用してくれそうな人(や組織)を探して、引き取ってもらえるように交渉します。(全然アナーキーではないですね。新人営業マンのような仕事です。)

この土地は成田空港の真横、周囲を鉄条網で囲まれた特殊なエリアにあります。入り口には鉄柵の門があり鍵がかけられていて、自分の土地なのに許可なく中に入ることができないという理不尽さ。写真は問題の土地の内部から撮影しました。柵の向こうは成田空港です。

つづく

草刈り

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今日は大学生の長男を連れて富里の空き地の草刈りに行ってきた。生涯で草なんぞ刈った経験はなく、やり方も何もわからないので、インターネットで調べてみると、初心者のための草刈り講座のページがしっかりあった。いろいろ奥の深い世界ではあるようだったが、ひとまず鎌があればどうにかなりそうだった。専用の作業着なども紹介されていたが、501とスエットパーカーで代用することにした。シューズは履きつぶしたパラディウムが何足もあるので問題ない。実際にこれは非常に機能的で役に立った。問題は蚊やぶよなどの虫対策だったが、とりあえず蚊取り線香で対応することにした。

まずは道具を仕入れなくてはいけない。現地の近くのホームセンターで鎌を物色。ひとくちに鎌と言っても多種多様でどれを選べばよいのかさっぱりわからない。しばし迷ったあげく、「柄が黒でかっこいい」のを1本と「柄が長くて使えそう」なのを1本、それにシザーハンズっぽい草刈り鋏もカートに入れた。その後、アホみたいに広い店内を行ったり来たり、蚊取り線香と軍手を買うのにそれぞれ5分ぐらい、レジに向かうはよいが、カート内を見れば、まさに「生まれて初めて草刈りをやるんです。」って主張で満ちあふれている内容。幸いレジの青年の腕に「見習い中」とあり、こちらがダサイ客であるかどうか判断するどころではない雰囲気だった。ダサイ客になりたくないと思いながら48年を生きてきた。

現場に着いてみたら、気が遠くなりそうなぐらい荒れ放題の土地だった。1日で全面はとても無理と思えたので、となりの敷地との境界線の部分を刈り取ることを今日のノルマにした。取りかかってみたら、思いのほか簡単に草が刈れる。左手で刈り取る草を掴み、右手に持った鎌で刈り取っていく。簡単だ。いろいろなやり方を試しているうちに、長い方の鎌を使うとより効率よく作業が進むことが判明した。長男が長い鎌で大雑把に刈り取り、細かいところを僕が短い方の鎌で刈っていくという流れ作業。

鎌を持つと死神になったみたいで気分が高揚したけれど、それは今回のお話にはあまり関係がない。

初夏の午後は太陽で、デニムの外まで汗がにじみ出てくるぐらい暑かったし、慣れない動きに柔な腰と腕が悲鳴を上げていたが、苦痛に勝る喜びをからだが感じていた。切り取られた雑草や掘り起こされた土の匂いは鼻に心地よく、地面を踏みしめる感触は、ちょっと大げさだけど、地球に住んでいるという事実を思い出させてくれた。

土の中にいろんな種類の虫を発見したが、不思議と蚊はおらず、購入した蚊取り線香は結局最後まで使わずじまいだった。鎌の扱いを誤って、何度か自分を切りそうになってヒヤッとする場面があった。ジーンズの中で何かがもぞもぞ動く感じがした。外から触るとたしかにスネのあたりに異物感がある。もしかして隙間からムカデでも入ったのではないだろうか。そのまま上がってこられては大惨事の可能性もある。いそいでジーパンを脱いでみたら何のことはない、出てきたのはただの草の葉だった。拍子にiPhoneを落としてしまうのだけど、それに気がつくのはもう少し後になってからだ。

3時間あまりでノルマを達成し、次に来た時に作業がしやすいように、小道を作った。敷地の外に飛び出ていた雑草を処理して今日の作業は終了。どろどろの格好のままスーパー銭湯に行って汗を流し、フルーツ牛乳を飲んだ。

あの空き地は畑にしようと思う。畑のことなんか全くなにひとつも知らないが、草刈りができたんだ、畑だってできるにちがいない。ロマンスファーム。いや、ご先祖様から引き継ぐ土地だから「孫兵衛ファーム」にすっぺかな。

 

 

DJ POUR 5351

5351POUR LES HOMMES福岡店の引っ越しリニューアルオープンのパーティーで音楽を担当した。今回もアナログレコードのみ。(というか、それしかできない。)昨年の6月だったか、ドン・エスケンに突然「DJやれ。」とむちゃブリされてからまだ1年もたっていないうちに、DJで地方出張するようなことになるとは本当に想像もしていなかった。

5351でDJするのは昨年に続いて2回め。前回、バウハウスのジギースターダストなどをかけていたところデザイナーの小村氏が食いついてきた。80年ポストパンク時代のロンドンロックシーンについてしばし駄弁。1ヶ月後ぐらいに、5351の次シーズンのテーマが「シャドウ・オブ・ライト」になったと聞いてびっくりした。「シャドウ・オブ・ライト」はバウハウスの代表的なライブビデオ作品のタイトル。色を一切使わないストイックなライティングで光と影を描いた名作だ。

それを受け、今回の選曲のキーワードはそのまま「80年代、ロンドン、ポストパンク」となった。その時代に現地で現役だった自分としては最も得意分野と言えると思う。実際に僕がよく足を運んでいたデス・ロッカーの集まるアングラなクラブでかかっていた音楽を再現するのが僕のテーマだった。

そこでは何も80年代イギリスの音源だけが流れていたわけではなかった。T-REXやデヴィットボウイのグラム時代の音もよく耳にしたし、B-52’S、トーキングヘッズなどのアメリカ物もしょっちゅう登場していた。意外な所では陰鬱なゴシックのイメージとはほど遠いジェイムス・ブラウンが何故かデス・ロッカーに支持されていた。

思えば、ヴェルヴェットアンダーグラウンドは流れていたけれど、ドアーズを耳にすることはまずなかった。エコー&ザ・バニーメンやTHE CUREはアリでもU2はナシだった。パンクでも例えばセックスピストルズが流れていたことは1度もない。ストゥージーズはよくかかっていた。そこには「偏った美学」のようなものが存在していて、そこを訪れる者たちの間で共有されていた。

今回は僕が30年前に体感したその「偏り」を再現するつもりで、それなりのレコードを持っていった。実際にお客さんが入ってみると、やはり、かけれるものとそうでないものがあって、会話や雰囲気を著しく壊すような選曲をすることには躊躇した。結果的には想定していたよりは無難なラインアップになったが「偏向」はある程度表現できたと思う。

今回、小村氏が興味を持ったのは、他ならぬクリスチャン・デスの「ashes」。ゴシックのお手本とでも言うべきオカルト的な暗い美しさをまとった名曲だ。シャドウ・オブ・ライトにも通ずると僕は思う。残念ながら僕が加入する前に録音された曲でレコードでは僕は弾いていないのだけど、ツアーではよく演奏した。オリジナルメンバーだったボーカリストのロズ・ウイリアムス(他界)はすでに脱退後で、女性シンガーのジタンがボーカルを担当していた。女性の歌う「ashes」もまたオリジナルとは違う美しさがあって大好きだった。

ちょっと理解するのが難解な曲だと思うのだけど、小村氏のセンサーがピンと反応する感じ、さすが鋭いと思った。

5351のメンバーは本当にチームワークがよくて毎回とても仕事がしやすい。セッティングやかたづけも上下に関係なくみんなでやる。パーティーではスタッフもお客といっしょになって飲んで楽しむ。(飲まないで働いているスタッフももちろんいるけど。)慣れ合ってるわけではない。シメるところはきっちりシメている。そして皆それぞれカッコつけてるところがいい。かっこよく楽しそうに働いている彼らの姿を見ていて、ちょっと羨ましいなと僕は感じる。組織に属すことができない僕には手に入らない類いの喜びだ。

パーティーが終わった後の打ち上げに参加させてもらった。これまで何度もいろいろなスタイルで5351のイベントに関わらせてもらっているが、一緒の席に座って飲むのは初めてのことだ。あんまり嬉しかったもんで、思わず酌が進んで、あらぬことをあれこれ喋りまくってしまった気がする。最後の方は例によって記憶があいまいだ。そそうがなければいいんだけど。

フードショー

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日本最大食品の祭典FOODEX JAPANに参加。

 

コーヒーブレイク

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仕事の合間に青山、渋谷、原宿、散歩。念願のユトレヒトに行き、ファッションパパラッチの撮影も受けた。写真はon the cornerにて。コーヒーも空間もよし。

休憩

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青山で仕事。休憩時間に西麻布の交差点あたりを散歩。思えば明るい時間に来たことがないエリア。カフェない。店ない。歩いてる人いない。散歩する犬もいない。

バーサービス

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エプロン

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仕事で使うエプロン(サロンとも呼ばれる)。仕事で使うと痛むのも早く、すぐにすり切れてくるのを、布を当てて修繕しながら、とことん使い続けるのがかっこいいと思っている。でも、もうこれは駄目かも。

 

モレスキン

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毎年同じ。

バーサービス@AUDI SHIBAURA

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画像

バーワーク

20131016-201716.jpg最近は毎晩ほとんどここにいる。仕事があるという幸せ。

撮影

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今日は久和田佳代のアルバムのジャケット撮影のために1日中、西日暮里の和田スタジオにいた。いちおう撮影用バードリンクのスタイリングが名目。ダダティークをやめてから何故かバースタイリストらしき活動に勤しむ日々が続いている。

服と酒と音楽

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5351&SCHROLのパーティーでDJ&バー・スタイリングをやらさせてもらった。毎回思うことだけど、ここのチームは本当に人がいい。4時間ぐらいぶっ通しで選曲していて、盛り上げるよりも和ませる方が得意かつ好みだと言うことに気がついた。

作業

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いよいよダダティークの退出作業も終盤。今日は警備システムの撤去、ペンキ塗りの下地作り、ゴミ出しなど。

孫兵衛ガーデン食事会

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千葉県成田市のはずれ、小さな集落にマックロマンスの先祖「本多孫兵衛」が住んだ江戸時代の家が建つ庭がある。その名も「孫兵衛ガーデン」。一般に公開されることもなく、誰が見るわけでもない庭を専属の庭師が淡々と管理し続けて来た。現在、庭と建物を利用したイベントを模索中。第一弾として食事会を開催した。フェイスブックで募ったロマンスの友人らに加え庭師夫婦も参加して、のどかな午後を堪能した。孫兵衛ガーデン。マックロマンスの次なる活動の場となるか?

Audi Owner’s Briefing & Audi Service Clinic

先日のバーケータリングサービスの様子がクライアントのブログで紹介されていた。

バーサービス

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小道具

IMG_2218使い勝手がよい書類ホルダー。打ち合わせにはこれだけ持って行く。A4サイズのRHODIAがすっぽり収まり、名刺やペンもスマートに収納できる。これに収まらないようなサイズの仕事(1回の打ち合わせで名刺10枚とか、暑さ2センチの資料とか)の依頼は僕には来ないし、来ても対応できないし、やりたくもない。