カテゴリー別アーカイブ: ことば、エッセイ、ポエム

小旅行

DSC_6742 (1).jpg

小旅行。四万温泉に一泊、翌日、草津に寄って帰って来るという温泉三昧の弾丸ツアーです。無計画の当日即席企画でしたが、宿、食事、温泉、全部「当たり」でじゅうぶん満足。行き当たりばったりの旅は「ハズレ」を引くリスクもありますのでね。ラッキーだったと言えましょう。短い時間の中で滝やダムを観れましたし、なかなか充実の一日半でした。

草津の温泉街で、60歳ぐらいの現役プロレスラーとそのガールフレンド(フィリピンとかタイとか東南アジア系の女性)のカップルに遭遇しました。別にプロレスラーのカップルが温泉街にいたって何の問題もないのですけど、遠くから見ても明らかに素人ではないとわかる鍛えに鍛え上げられた肉体を持つ男と全身セックスマシーンといった感じのエロティックな雰囲気をまとった女性、湧き上がる温泉の蒸気を背に何とも言えぬアダルトオンリーな存在感を醸しておりました。

他にもいろんなできごとがあったはずなのですけど、旅行から時間が少し経過してしまって、その時のことを思い出そうとすると、そのおふたりの姿しか頭に浮かんでこないんだ。ま、思い出のひとつとしてここに記しておきます。

旅っていいなあ。

キダオレ日記 白シャツ

DSC_6751.JPG

急なお葬式(葬式はいつも急ですが)が入り、黒いスーツの中に着る白いシャツを買いました。前のお葬式で着たシャツをクリーニングに出すの忘れていました。白いドレスシャツは何枚かあるけど、フォーマルなスタイルのはほとんど持ってないんだよね。

お葬式には飛び切りめかしこんで参列すべきと思います。最後のお別れですもの、最初のデートの時と同じぐらい着るものにも気をつかいたい。もちろん厳粛な儀式ですから、マナー違反はご法度。男性なら黒の上下、白シャツ、黒ネクタイの定番スタイルから逸脱すべきではないと思います。派手な装飾品も避けるべきだし、帽子やサングラスも会場に入ったら外します。

ハリウッド映画などの埋葬のシーンで、登場人物(男性/なぜかリチャードギアを思い出します。)が涙をかくすためか、サングラスをかけているのを見たことがありますが、あれも真似しない方がいいかもね。いろんなものを超越してかっこよくいられる自信がある人ならオッケーでしょうけど。夜の電車の中でサングラスをかけている人も同じ。

自分が棺桶に入る時はサングラスかけていたいかも知れないな。帽子も。シャツはこれでいいです。あと、内緒で買ったタキシードが書斎に隠してあるので、もし僕が明日とかに死んだら、それを着させてくれと言っていたと、誰か妻に教えてあげてください。(妻は僕のやることには何も興味がないらしく、このブログは存在すら知らないと思います。)

コムデギャルソンにしてはオーソドックスすぎるシルエットのシャツと思っていたのですけど、実際に着用してみたら、ジャケットから覗くシャツ裾のカットがそれはもう美しくて驚きました。きっと「暗闇に白い絵の具で影を描く」みたいなセオリーを踏んで作られたシャツなのでしょう。

保存保存

キダオレ日記 バーバリー?

DSC_6748.JPG

この写真を見て「あれ?」と思った人はそれが正しいリアクション。そう。これはリメイク品。表と裏が逆になっているだけじゃなく細かなところまで精巧に手が入っています。バーバリー元来のシルエットの野暮ったさは消えて全体としてタイトなフォルム、いさぎよくカットされた襟の部分なんか攻撃的でパンキッシュな今の気分にぴったりです。

バーバリーを裏返しにして着た最初の人(&おそらく唯一の人)は、デザインユニット「ウルトラタマ」の石澤さんで、ご本人が裏バーバリー姿で恵比寿の街を颯爽と歩く姿を見たことがあって、僕もいつか真似してみたいと思っていました。おそらく(想像ですけど)このコートのリメイクを手がけた人も、石澤さんの姿をどこかで見かけたんじゃないかな。

石澤さんはボンテージパンツを解体してイチから作ったり、赤い見せふんどしを発売したり、最近ではCHANEL NO.5の反転Tシャツを手印刷したり、まあとにかく奇想天外なアイデアでいつも僕らを驚かせてくれる天才。ご自身、身長180ぐらいあって、確か同年代だと思うけどシュバッとキレた身体の持ち主で本当にカッコイイ人です。次は何をやらかしてくれるのか。楽しみだな。

1965年に生まれた

IMG_0846.jpg

嶋村秀之師が還暦を迎えられ、親しい仲間がお祝いの宴に集結しました。企画は愛娘のアリアさん。実の娘が還暦祝いのパーティーを取り仕切ってくれるなんて、父親として、いや男として、夢のまた夢のような話であります。羨ましいというか、やはりそういうところも含めて敬愛してしまうわけです。

だいたいにして「いいもの作るけど家庭はメチャクチャ」みたいな人ばっかりですからね。諸先輩方。人はそれぞれでしょうけど、僕は、家族を大事にしてる人(で、好きなことを好きなようにやってる人)の方が全然かっこいいと思っています。

で、宴を盛り上げたDJ陣は写真の3人です。はからずも全員が1965年生まれ。

65年生まれは不毛世代。と僕は勝手に思っていて、例えば女性アイドルでは松本伊代さん、中森明菜さん、柏原芳枝さん。みなさんそこそこ活躍したけど松田聖子(62年)でもないし小泉今日子(66年)でもない。というあたりがいかにも1965年なんだよね。(ファンの方すみません。)

リリーフランキーは63年、藤原ヒロシは64年、甲本ヒロトが63年、トータス松本が66年。業界の同世代「勝ち組」面々も、みなうまい具合に65年を外して生まれてきています。

グーグル検索かけて1965年生まれの有名人のリストを1月から12月までチェックしてみたらけっこう面白かったです。やっぱり何となくパッとしなくてね。

亀田三兄弟のお父さんの史郎さんが5月22日生まれ。うまく説明できないですけど、彼はいかにも1965年生まれという感じがしますね。これまであまり気にしてこなかったけど、何だか急に好感が持てるような気がしてきました。

あと意外だったのは江頭2:50が7月1日。ずっと先輩だと思っていたのにタメだったのね。僕は「お笑い芸人」という職種の人たちがあまり好きではなくて(そもそも笑うことがあまり好きではない。)ニュース番組にまでお笑いタレントがはびこる昨今、日々息苦しい思いをしながら生きているわけなんですけど、江頭さんだけは特別、何だかもう「お笑い」とかそういうの超越しちゃっていてね。アートですよ、アート。

江頭さんのあの上半身裸、黒タイツのスタイルはイギーポップからアイデアを得たのだとある電通マンが教えてくれました。ほんとか嘘か知らないけど(何たって出どころ電通マンですから)、まあファンとしては嬉しい情報ではあります。パンクなんだ。

ともあれこの3人組。わりと悪くない組み合わせと思うので、またセッションすることがあるかも知れません。メガネに帽子、1965年生まれ、と、おぼえてください。どこかでお会いしましょう。

あ、嶋村師匠、60歳、本当におめでとうございます。

Photo by MACO-CHAN

保存保存

借りた本を返さなきゃ

DSC_6671.JPG

何十年も借りたままになっている本が出てきました。

30をすぎたばかりの頃、都内で自転車のメッセンジャーをやっていた時代があります。興味本位で始めたのですが、「メッセンジャーをやっていた。」と公言するには最低1年間、つまり4シーズンを通して業務遂行の必要があると聞き、結局まるまる1年間。メッセンジャーの冬の仕事は本当に過酷、春先の気分の良い時だけチャラチャラ走っただけで「メッセンジャーを語るな。」というわけですね。

同僚たちのほとんどは歳下で、おじさんが若者のパーティーにまぎれこんじゃったみたいな感じでなかなか馴染むことができませんでしたが、それでも気の合う人というのはどこにでもいるものです。写真の本を貸してくれた同僚は知的で、物静かで、ちょっとおっとりしたキャラクターの好青年(今じゃおじさんになってることでしょうけど)でした。確かご両親がラーメン屋を経営されているとかで、でもラーメンにはあまり興味がなくカレーが好きなんだ。(笑)というような話をしていたのをおぼえています。

この本が僕の手元にあるってことは、大好きなカレーの素晴らしさを伝えたかったのでしょうか。残念ながら、その頃の僕にはこのキーワードはヒットしなかったようで、ページをめくることもなく、メッセンジャーも卒業してしまって、そのまま20年が経過してしまいました。

「好きな本を貸し合ったりする関係」て、すごく理想的と僕は思います。一冊の本が一人の人間からもう一人に手渡される。そこにまつわるストーリー。いいよね。うまく説明できないのですけど、そういうものごとが人の心と生活を豊かにしてくれているような気がします。

ただし、相手が女性の場合はちょっと話が違うかも。「好きな本や作家が似ている女性との間に芽生えた恋はうまく発展しない。」というのが僕のつたない恋愛経験から学んだひとつの定説です。(どころか、趣味の合いすぎる相手とはドロドロの結末を迎えるケースも少なくない気がします。)

さておき、今日は荒天でお昼の予定がすっ飛んでしまいましたので、久しぶりにゆっくり読書してすごそうと思います。

それと、借りた本はちゃんと返さないとね。連絡先もわかんないし、今どこで何をやってるかも知らないですけど、何だかまたそのうち会えるような気がしています。

保存保存

保存保存

保存保存

ゴミ箱

DSC_6567.JPG

サーフィンとかアウトドアなシチュエーションに携帯式のゴミ箱があると便利かなと思っていたら、しっかり商品としてあるんですね。別に他の用途に使ってもよいのでしょうけど、いちおうゴミ用として売られていました。思いつくモノは何でも売ってる2017年。

写真はたたんだ状態、留め具を外すとビローンと伸びて高さ30cmぐらいになります。内部に小さな洗濯バサミみたいのが付いていて、ビニール袋などを固定できるようになっている。外に置きっ放しだと風に飛ばされてしまうので車内専用。思っていたほど便利でもないような気もします。そのうちこれそのものがゴミになっちゃったりして。

「ゴミ」は英語で”Dust”とか”Garbage”が一般的だと思うのですけど、イギリスでは”Rubbish”で、頻繁に会話に登場してくる単語だったと記憶しています。ゴミそのものを意図するよりも、気に入らない音楽とか映画とかを指して「あの曲はクソだ。」みたいな使い方をすることが多かったと思います。鋭利でスノッブなイギリス英語の発音で言われるとけっこうグサッときちゃうよね。

バターナッツ

DSC_6569.JPG

葉山にあるお気に入りのレストランで食事。

気になったのはコレ「バターナッツ」。見てのとおりカボチャの仲間らしいけど、果肉がやわらかく煮物などには適さず、もっぱらスープの材料になるのだそうな。この日はパスタソースに使われていました。サルディーニャ島に伝わるというコンキリエのような小さなパスタにからんだ黄色いソース、バターナッツという呼び名のままに、ナッツのような風合いを含み、なめらかに甘く、チーズがとけたみたいなボリューム感もあり非常に美味でした。歯ごたえのある枝豆もよいアクセントになっていました。

バターナッツ。名前がいいよね。ラ・フランスみたいにセールスのための和製造語なのかと思いきや、もとからバターナッツなのだそうです。原産はアメリカとのこと。

カリフォルニアのビーチなんかに行くとこんな感じの太ったおばさんいるよね。あちらの方は太ってるとかぜんぜん気にしないでビキニ着ちゃったりして、そういうところは好きです。