Facebook広告やってみた

作った曲をiTunesなどで販売しているが、僕は事務所やレコード会社のバックアップがないフリーランスのアーティストなので、ただ売っているだけでは何も起こらず、自分で何らかの告知活動を行わなくてはならない。告知の手段としてはまずSNS、なご時世だが、フォロワの少ないアカウントから宣伝したところでたいした効果は期待できぬ。それでも何もやらないわけにはいかないので、タイムラインに散々流れてくるFacebook広告をやってみることにした

ひとまずは5日間10ドルのコースにエントリー。iTunesのサイトへ導くリンクが貼られた記事が対象。エリアは昨年のヨーロッパツアー で回った各国と、アメリカ、そしてブラジル、少数なれども僕のKOTAとしての音楽活動を知る人たちがいる可能性がある国を選択した。年齢層は10代から60代と幅広く設定した。

まだ5日の期日を消化していないが、3日目で広告の記事に付けられた「いいね」が400オーバー、今もどんどん増え続けている。普段ならひとつの記事に付く「いいね」は多くても5ぐらいだから、絶大な効果と言ってよいと思う。広告代金を「いいね」の数で割ると、1いいねあたり0.01ドル以下。あまりの高パフォーマンスにこれはヤラセなのではないかと疑い、反応があったいくつかのアカウントをチェックしてみたが、実在しない人間によって作られた偽アカウントの類ではなさそうに見える。Facebookもそこまで悪どくはないようだ。

ただし広告効果という点では疑問は残る。「いいね」を押したクライアントの中で実際にiTunesサイトへのリンクをクリックしたのはわずか6人。400人以上の人が「いいね」をしているのにも関わらず、彼らは肝心の記事の内容には無関心なのだ。こうなってくると「いいね」の価値というか意味が不明だ。何を思っての「いいね」なのか理解できない。

単純計算になるが、iTunesのサイトまでクライアントを誘導するために1人1ドルと算出できよう。それを高いと思うか否かは広告を出す者によってそれぞれだと思う。よくわかったのは「いいね」は金で買える。という事実だ。たくさんの「いいね」でページをにぎやかにしたいユーザーにとってはある程度有効な広告システムではあろう。ただ「いいね」を金で買ったかどうかは、そのアカウントを見ればすぐにわかる。むしろ印象が悪くなるという懸念も拭えない。

興味深いのは、「いいね」をくれたユーザーの居住地である。ほとんど全てがブラジル人と言ってよい。ヨーロッパ及びアメリカ各国のユーザーは僕の広告をほとんど「無視」した格好だ。彼ら欧米のFacebookユーザーが広告に引っかからないのは、おそらくそれだけ長い期間Facebookを使っているということなんじゃないかと僕は推測した。自分自身を振り返ってもそうだったが、Facebookを始めた当初は、広告とは意識せずに記事をアクセスしたり、情報を集めるためにせっせと他人のタイムラインをチェックしたりしていた。今は親しい友人の記事ですらほとんど見ることもない。ブラジルのFacebookユーザーにとっては、まだまだいろんなことが目新しいのではなかろうか。

以上、広告の目的はファンの獲得、それ以前に、まずは作った曲を10秒でも聴いてもらうことであり、大量の「いいね」をもらうことではなかったので、その意味ではこの投資(というか出費)は失敗に終わったと判断すべきだと思う。でもまあ、内容が把握できたのはよかったし、何よりもアカウントを開けるたびに大量の「いいね」が付いていく様子は見ていて爽快だった。もう一度やるかと聞かれればちょっと考えてしまうが、まあ今回の10ドルは惜しかった気はしていない。

余談だが、サウンドクラウド経由で「おまえをもっと有名にしてやるよ」と言ってきた輩がいて、方法を問うたところ「Facebook広告で告知する。」と堂々と返答してきた。プロフィール写真を見て僕のことをよほどバカな奴だと思ったのだろう。

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