えー、このところ、マックロマンスがDJするともれなく美女がついてくるという夢のような夜が続いておるのですが、あの人の姿をまだ見ていないと思ってる方も多数いらっしゃるのではないかと思います。うむ、お待たせいたしました。トロンボーンのユアサ嬢、満を持しての登場であります。湯浅佳代子さんのことは今さら説明する必要もないですね。今や日本でいちばん忙しいトロンボーンプレーヤーと言っても過言ではない、東に西に大活躍中のアーティストでらっしゃいます。
もう10年ぐらいになるかなあ、彼女がデビューしてすぐの頃から目を付けていました。いえいえ僕に人を見る目があったわけではありません。竹林の中でその竹だけ光り輝いていましたので。
思えば数年前、彼女が声をかけてくれて成田(湯浅さんは千葉県成田市出身です。僕のルーツも。)で開催されたパーティーに出演したのがミュージシャンとの初セッションなんだよな。現在の僕の様々な(DJらしからぬ)実験的な活動は、間違いなくその成田の夜がスタート地点です。
めくらめっぽうに突き進んできた僕のDJライフですが、このところ大まかにやりたいことが三方向ぐらいに定まってきたように思います。
1、空間演出:花びんの花や壁の絵のように空間を音で彩るインテリアミュージック。
2、ダブワイズ:ダブの手法を取り入れたビートレス、あるいはダウンビートなDJミックス、リミックス。
3、アートワーク:よりコンテンポラリーなサウンドインスタレーション作品。
いずれにしてもクラブやフェスで需要のありそうな内容ではなく(そもそも「ダンス」という概念が抜けています。)、概存のいわゆる「クラブシーン」「DJシーン」からはまともに相手にしてもらえる感じはしません。彼らとはこれからもあまり関係を持つことなく、自分で道を切り開いていくしかないんだろうなあって思っています。
東京の音楽業界はほぼ僕の存在を知らないし、知っていても完全に無視されている状態な中で、湯浅さんのように第一線で活躍しているミュージシャンらが、キャリアに何のメリットもないことは承知の上で僕の活動につきあってくれてるんだよね。何でもおもしろがってチャレンジしていく姿勢に今更ながら感服してしまいます。
さておき、今回は上記の中の2番で行きますよ。湯浅さん最近シンセとか買ってエレクトロづいてるらしいから、けっこうビガビガした内容になるかも知れません。
DJ MACROMANCE feat. KAYOKO YUASA in “EXTRA+FRIDAY”
10月19日(金)JICOO THE FLOATING BAR 日の出桟橋をよる8時出港