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酒をやめて1年以上になります。タバコはたぶん20年ぐらい前にやめたし、肉もそれぐらいの間ずっと食べていません。大麻とかドラッグの類はそれよりもずっと前にやめて、最近ではセックスもしていない。テレビも見ない。本を読む機会も少なくなりました。それからそうだ、僕は仕事をしていません。

仕事もせず、酒も飲まず、セックスもしないで、何が楽しくて生きているのだ?と聞かれたら、別に何も楽しくはない。ただ生きているだけさ。と答えるしかありません。

自分がはまっていたものごとをやめるたびに「解放」されるという感覚はあります。これを「自由」と言い換えることはできるかも知れない。

自由は無味無臭で退屈なものであるらしい。それでも自由は自由です。

外食をすると歯を磨かなくてはならないので、歯ブラシセットを持ち歩かなくてはなりません。ご存知のように歯ブラシセットというのは持っていて気分が高揚するアイテムではありません。ポケットではかさばるし、カバンの中でも何となくウェットでおさまりが悪い。で、外食をやめればその問題は一挙に解決します。僕はこの先二度と歯ブラシセットで煩わしい思いをすることはない。自由だ。

とはいえ、まだまだやめられていないものはたくさんあります。DJがその筆頭だし、サーフィンもそう簡単には捨てられなさそう。あと一番やめたくてなかなかやめられないのはこのインターネットですね。本物の自由を手にいれるのには、もう少し時間がかかりそう。

さておき、映画「ポップ・アイ」をユーロスペースで観ました。洋画とも邦画とも異なるアジア映画独特の宇宙観になかなか慣れられず、他人の下着を着てるみたいな居心地の悪さが終始つきまといます。ここにリズムがばっちり合う人もいらっしゃるでしょうし、不協和音を楽しむことができる体質の人にはたまらない作品なのではないでしょうか。事実、後になってからもう一度観たいような気がしています。あと、やたらに放尿シーンがあって、途中で一度トイレに立ちました。ご注意ください。

 

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