嶋村秀之師が還暦を迎えられ、親しい仲間がお祝いの宴に集結しました。企画は愛娘のアリアさん。実の娘が還暦祝いのパーティーを取り仕切ってくれるなんて、父親として、いや男として、夢のまた夢のような話であります。羨ましいというか、やはりそういうところも含めて敬愛してしまうわけです。
だいたいにして「いいもの作るけど家庭はメチャクチャ」みたいな人ばっかりですからね。諸先輩方。人はそれぞれでしょうけど、僕は、家族を大事にしてる人(で、好きなことを好きなようにやってる人)の方が全然かっこいいと思っています。
で、宴を盛り上げたDJ陣は写真の3人です。はからずも全員が1965年生まれ。
65年生まれは不毛世代。と僕は勝手に思っていて、例えば女性アイドルでは松本伊代さん、中森明菜さん、柏原芳枝さん。みなさんそこそこ活躍したけど松田聖子(62年)でもないし小泉今日子(66年)でもない。というあたりがいかにも1965年なんだよね。(ファンの方すみません。)
リリーフランキーは63年、藤原ヒロシは64年、甲本ヒロトが63年、トータス松本が66年。業界の同世代「勝ち組」面々も、みなうまい具合に65年を外して生まれてきています。
グーグル検索かけて1965年生まれの有名人のリストを1月から12月までチェックしてみたらけっこう面白かったです。やっぱり何となくパッとしなくてね。
亀田三兄弟のお父さんの史郎さんが5月22日生まれ。うまく説明できないですけど、彼はいかにも1965年生まれという感じがしますね。これまであまり気にしてこなかったけど、何だか急に好感が持てるような気がしてきました。
あと意外だったのは江頭2:50が7月1日。ずっと先輩だと思っていたのにタメだったのね。僕は「お笑い芸人」という職種の人たちがあまり好きではなくて(そもそも笑うことがあまり好きではない。)ニュース番組にまでお笑いタレントがはびこる昨今、日々息苦しい思いをしながら生きているわけなんですけど、江頭さんだけは特別、何だかもう「お笑い」とかそういうの超越しちゃっていてね。アートですよ、アート。
江頭さんのあの上半身裸、黒タイツのスタイルはイギーポップからアイデアを得たのだとある電通マンが教えてくれました。ほんとか嘘か知らないけど(何たって出どころ電通マンですから)、まあファンとしては嬉しい情報ではあります。パンクなんだ。
ともあれこの3人組。わりと悪くない組み合わせと思うので、またセッションすることがあるかも知れません。メガネに帽子、1965年生まれ、と、おぼえてください。どこかでお会いしましょう。
あ、嶋村師匠、60歳、本当におめでとうございます。
Photo by MACO-CHAN