数ヶ月前、娘への誕生プレゼント用に剪定鋏を購入。
何で、こんなものを女子中学生がもらって喜ぶと思ったのか?
贈り物のセンスの良し悪しは生まれ持っての才能だと僕は思っています。自分の持ち物やライフスタイルは他人が羨むぐらい趣味がよいのに、贈り物のセレクションが全くなってない人は意外と多い。
かくいう自分も我ながらそのセンスが備わっていないと承知しています。例えば服や音楽に関しては、センスのなさを長年の学習と鍛錬でどうにかカバーできるようになってきた(と自分では思っている)のですけど、贈り物に関してはいくつになってもこの有様。自覚はあるのに変わることができない、おそらく自分の意思とか努力ではどうにもならない分野の話なのでしょう。
ただし、「女子中学生への誕生日プレゼント」という枠を外してしまえば、モノとしては非常に価値のある(そしてセンスのよい)この鋏。結局、娘に渡すことなく数ヶ月、静かに箱の中でたたずんでいましたが、今日、庭木の剪定作業をしたもんで、初めて使ってみました。切れ味、重さ、握り心地、どれをとっても素晴らしく、作業もはかどりましたよ。
以前、ベジタリアンの女性に狐の毛皮の襟巻きをプレゼントした男がいたけど、あれもなかなかひどかったな。