Pioneer DJ イヤホン DJE-1500
最近のDJは、PCで波形チェックしながら曲をミックスしていくので、ヘッドホンはさほど重要ではなく、イヤホンを使うことが多いそうです。考えてみれば僕も普段、こと細かなミックスをするわけではなく、いざとなったらヘッドホンレスでもどうにかなっちゃうぐらいのユルいDJスタイルですから、あのデカイやつを首に巻いておくこともないわけだ。
ってんでイヤホンを入手してみました。まだ現場で使ってないので何とも言えませんが、音はじゅうぶん拾えそうです。問題点はと言えば、まずはコードがこんなに長くなくてもいいような気がするのが一点。あと、両方の耳で聴くことはないと思うから(両耳で出音をチェックしなければいけないようなミックスをする場合はしっかりした密閉式のヘッドホンを使うと思います。)ステレオでなくてもいい。そしてこの白いコードは手垢などでバッチイ感じになってしまうんだろうなと思いました。黒にしておけばよかった。
もともと僕は体に何かがついてるのが嫌いで、結婚指輪以外はアクセサリーもほとんどつけない人間。何時間もの間、耳に異物が突っ込まれている状態に耐えられるかいう大問題があるのですけど、ま、トライしてみないことにはわからんですね。ちょっとしばらく使ってみます。レビューはまた追い追い。
追記:パソコンにつないでiTunesの音を聴いてみたところ、高音は僕が普段使っているポータブルヘッドホンよりもリアルに聞こえます。
追記2:イヤホン耳につっこんで外出してみました。結論としては、このイヤホンはタウンユースには全く向きません。音楽を聴くぶんにはまだいいのですが、ラジオやそれよりも音環境の悪いポットキャストのトークなどは駅のホームではほとんど聞き取れなくなってしまいます。街用とDJ用では仕組みがちがうということなのでしょうが、電車の走行音でこれだけの影響を受けてしまう構造で、果たして大音量下のクラブなどで使えるものなのかちょっと疑問が生じます。まる1日使ってみてのグッドポイントとしては装着感は悪くなかったです。DJの現場でつけっぱなしにしていても大丈夫と思いました。
追記3:CAFE DJの現場で使ってみました。まあ使えなくはなかったですが、やはり低音を拾わないのは致命的。音圧も全然わからないし、BPM合わせて曲をつないでいくスタイルのDJ現場で使うのは困難と感じました。PCや高性能CDJプレーヤーなどを使って波形を目でみながらDJする人が「補足的」に使用するために作られたイヤホンと考えるべきかな。
あと、最初に気になったコードの長さは、実際は長すぎるということはありませんでした。ブース内で左右の移動があることを考慮するとこれぐらいの長さがあった方がよいというのが結論。さすがPioneer。