JICOO the Floating Bar

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東京湾をクルーズする船上バーJICOOでDJしてきました。クルーザーの近未来的なデザイン、時計じかけのオレンジのワンシーンを思わせるようなミッドセンチュリー風のインテリア、海抜ゼロ地点からの東京の夜景、白装束の美女クルーたち、、「スーパー」を頭につけてもいいぐらいの非日常的な空間での音楽演出はいやがおうにも気分がアガります。

ふだん他ではかける機会の少ない現代音楽も、ここならうまい具合に空気に溶け込みます。以前、(怒られるんじゃないかなあとヒヤヒヤしながら)スティーブライヒをかけてみたんですけど、これが予想以上にピタリとはまって鳥肌モノでした。

今回もミニマル系を基調にしたセットを組み立てようと数日前から準備していたのですが、何か嫌な?予感がして前日にレコードを全部入れ替えしました。

いざ乗船してみたら、オープン前の音出しでトップバッターのDJの方がいきなりスティーブライヒをかけています。ほらやっぱりね。僕の勘はだいたい当たるんだ。まさに、ミニマル系の音源をベースに時おり効果的に音をかぶせつつジャズからテクノあたりまでを縦横無尽に行ったり来たりするタイプのDJで、スタイルが確立され完成度がとても高いと感じました。とても真似できませんし、同じようなことをやろうとしたら完全に負けます。「勝負に負けない方法=戦わない」が僕の持論。直前にレコードを入れ替えておいて本当によかったです。ま、DJは勝負ごとではないですけどね。

この夜は持ち時間が30分。ふだんひとりで3時間4時間やってることを思うとかなりの短距離走です。ランニングで言えば5キロ走ぐらいかな。全力疾走では体が持ちませんが、ゴールの位置は想像できるから、やはりエンディング、「どうやって終わらせるか」が最重要ポイントです。

ヒップに入って、中盤どんよりと曇らせ、エンディングに向けて一気にムーディーに持ち上げる。というのが僕のおおまかなストーリー。一箇所ありえないミスがあった(気がついた人は気がついたはず)以外はまあまあうまくいったように思います。お客さんが少なかったこともあってなかなかスリリングな30分でした。

そうなんですよ。お客さんは多いよりも少ない方が緊張感は増します。ひとりひとりが発するエネルギーが空間に与える影響の大きさはそこにいる人の数に反比例しますから。わかるかな?

この夜はPIECE OF PEACEという女性ボーカル+ギターのユニットのアコースティックライブが入っていて、これがまた素敵でした。浮遊感のあるピースフルな歌声も魅力的なんですけど、言葉のアクセントの置き方がちょっと独特で体のどこかわからない場所をくすぐられているような感じがします。

そんなわけでね。またちょっと飲みすぎました。今日は午前中の予定をキャンセル。

追記:PLX-1000はトルクが強すぎて若干使いにくく感じました。前回はそんな風に思わなかったんだけどな。このところずっとテーブルを縦置きにして練習しているからかも知れません。

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