ビッグネームのアーティストのLIVEにはなかなか行く機会がありません。一生懸命になってチケット取らなきゃいけないでしょ?あれキライなんだ。インターネットの予約画面に貼りついたり、つながらない電話何度もかけたり、想像しただけで胸糞悪くなります。予約なしにふらっと訪れて当日券で入れるぐらいのサイズのLIVEが好み。
この日はUKソウルシンガーの代表格=OMARのライブ空席情報が直前に回って来たので行ってきました。最近知り合いとかともだちのライブにしか行ってなかったので海外アーティストのライブはずいぶん久しぶり。ローリングストーンズ以来かな。いや、マークリボウ以来かも。オマーさんのこと名前ぐらいしか知らないので、行く前にウィキで調べてみたら例のバスキアみたいなヘアスタイル。ああ、この人ね。さらにYouTubeへと進むと、ああ、ああ、この曲はこの人が歌ってたんだ。という感じ。
ご本人、想像通り、知的で上品でアーティスティックなたたずまいの紳士でした。シンガーなんだから当たり前なんだけど、歌い声にすごく特徴があります。いい声なんだけどなめらかじゃないというか、何か食べ物が喉のあたりで詰まってお腹に落ちていかないような居心地の悪さ。たぶんそれが聴いてるうちにだんだんクセになってハマっていくのではないかと感じました。高音域がとても綺麗だから、そのラインで歌う曲を書けばもっと一般受けしそうだけど、あえてのスピーチ音域にこだわるあたりがお洒落です。
バックバンドはコーラスの女性も含めて全員日本人でした。こっちでメンバー集めたんですね。すごく上手くてたぶんそのままワールドツアーとか行けちゃいそう。あちらのミュージシャンと比べても全く遜色ないと思います。気になったのはミュージシャンの中にDJ(有名な人?)がいてMacBook立ててCDJで何か音を流しているっぽいパフォーマンス。あれはサウンド的にも演出的にも必要なのかな?この夜に限らず、DJがバンドにまじってステージに立ってる姿をちょくちょく見かけるのですが、彼らが何の役割を担っているのか知りたいです。