帽子はそれをかぶる人間のトレードマークのような存在。靴と帽子がよければ他はどうでもいい。と言いますが、そのとおりだと思います。
プライベートではここ数年ベレーが定番で、春夏シーズンは同じデザイン×色ちがい3×2で合計9枚のニットベレーを使いまわしています。汗をかいても洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるから便利です。オンタイム、つまりDJをやるときはハットをそれこそトレードマークにしようと思いついたのが昨年。理由はハット姿のDJがほとんどいないからです。ヘッドホンの邪魔になるんですね。実際にハットかぶってDJやると確かにかなりやりにくくはありますが、そのぶん真似をする人も少なく、オンリーワン度がアップします。
ハットのマイトレンドはポーラーハットみたいに上が丸くなっているスタイル。これがありそうでなかなか見つかりません。サイズも難しい。僕の場合、今はロン毛なので束ねた髪の毛を中にしまいこむことを考慮すると60センチが適正サイズ。日本人男性の平均サイズが58センチですから、実は僕、頭、小さくはないんですね。
春先にいい感じのパナマ帽を手に入れたのですが、ちょっとだけポッシュさが足りずトレードマークとまではいたりませんでした。
きのう見つけたこの黒パナマはイタリア製。ボルサリーノみたいに、かぶる時につばの前の部分を落とします。ちょっとイタリアンマフィア的でもありますが、中折れタイプよりもエレガント。ダブルのジャケットもそうですけど、こればっかりは積み重ねた年齢がモノを言います。いやいやかっこいい若者がかぶればもちろんそれなりにかっこよくはあると思いますが、うむ、服の世界には普通のものさしにあてはまらない「目盛」があると僕は思っています。
さて、この夏の僕のトレードマークとなるでしょうか。