トマトと大葉のスパゲティー

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ちと思うところあって、動物性の食材を一切摂らないガチなベジライフを試験的に体験してみることにした。

鶏や牛などのいわゆる「肉」はここ20年ぐらい口にしていないが、乳製品やシーフードもNGのこの世界はこれまでとずいぶん景色が違う。

まず外食する機会がぐんと減る。普通の飲食店では食べれるものがほとんどない。あっても、サラダのドレッシングにアンチョビが入ってないかとか、付け添えのパンにバターが使われてないかとか、かんぴょうを煮込む際に出汁を使ってないかとか、チェックする項目が多すぎて、メニューを見るだけで頭が痛くなってくる。

讃岐うどん店でおろし醤油うどんを注文したら、だし醤油しか用意されてなく、しょうがないので塩をかけて食べる始末。寿司屋には喧嘩を売りに行くようなものだし、頼みの綱のインド料理ですら、気をつけていないと野菜の中からチーズが出てきたりする。大好きなミルクティーは飲めないし、アイスクリームだってもちろん食べられない。

もっとも、「食べられない」ことそのものにはそれほどのストレスは感じない。自分で料理さえすれば、食べれる食材はごまんとあるし、だいたいにして、ごはんがあれば、おかずは漬け物だけでも全然やっていけるタイプだ。

問題はと言えば、やはり社会性ということになるだろう。他人と食事ができないのはまあいいとして、家族の食卓も少しギスギスしたものになる。実家に行っても母親の作った料理が食べられない。ホームレスですら餓死することがないほど豊かになった今日の日本において、「食」はもはや生きるための糧ではなくコミニュケーションの「場」であると言ってよいと思う。これが日常生活から失われる意味は大きい。

そんなわけで、今回のベジライフはそんなに長く続かないと思う。せっかくだから1週間ぐらいは続けてみるが、僕にはまだまだ「場」が必要だ。仙人を目指すぐらいの覚悟がないととてもリアルなベジタリアンにはなれそうにない。

たった数日の体験ではあるけれど、すでに感じることはある。ベジライフの延長線上に、ユートピアが存在が見え隠れしている。うまくいけば生きているうちにそこに辿り着けるかも知れない。

余談だけど、グリーンイグアナはベジタリアン。怪獣みたいな風貌からコオロギとかをバリバリ食べる印象があるが、動物性のものは一切口にしない。ウチの子の好物は蒸して冷ましたカボチャ。口のまわりを黄色くしながらパクパク食べる姿はほんとにかわいらしい。農薬のかかった野菜はわかるようで、与えても見向きもしない。けっこうグルメで手がかかる。

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