ブックレビュー

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自己顕示欲が人一倍強い僕ですが、自分の読んだ本の情報を公開することについてはわりと慎重です。全裸でマラソンするみたいな感覚と言えばわかってもらえるでしょうか。(実際にフルチンで野外を走ることにはさほど抵抗はないですが。)あと、僕が日頃偉そうに垂れ流している講釈が実は他人からの受け売りであることが多く、「ネタバレ」してしまうという事実もあります。

写真の本は、ずっと長い間我が家のトイレに常備されておったものです。毎日少しづつページをめくり、1年以上かけて数ヶ月前に読破しました。内容はというと、これがすっからかんで、何を書いてあったのかさっぱりおぼえてないのですが、帯にあるキャッチコピーのように、引用したくなるような詩的な格言が随所にちりばめられており、まあ「ネタ帳」としてとてもユースフルであったことは間違いありません。僕はこのブログの他にフィクション作品ばっかりを掲載する自作自演ブログ(こちらも同様に読者はほとんどおりません。)を持っているのですが、そちらでもけっこう使わせてもらいました。

パクリというと人聞きが悪いですが、「リミックス」なんて言葉も、言っちゃなんだけど要するにパクリを正当化した、つまり開き直っちゃったいいわけみたいなものだと僕は思っています。パクリにもパクリの美学があるってことですね。例えばDJの世界では、リミックスがオリジナルを超えてしまうことも珍しくはありません。(そもそも何をもってして「オリジナル」と言うのかという議論はまた別の機会に。長くなりそうなので。)

神の言葉を人々に届けるために自分が存在するのだと仮定すれば、パクリに対する罪悪感は散ってなくなります。だいたいにして神さまの言葉は難解すぎてそのままでは民の耳には聞こえませんから、僕らのようなシャーマンの存在が必要不可欠なのであります。

ともあれ、この本どうしようかな。もう2度と読み返すことはないだろうし、人にあげるにしてもトイレに1年以上も置いてあったものだからなあ。欲しい人がもしいたら個別にメッセージください。送料着払いで差し上げます。別にバッチイわけではございません。

かかと物語

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今回の入院(6月に腸閉塞で1週間入院した。)、実はそこまで堪えたわけではないのだけれど、自暴的なライフスタイルを見直すきっかけにすべきだとは思いました。むしろ生活を改善する理由が欲しくて自ら病を選んだようなところがなきにしも。

以来、粗食につとめ、酒を断ち、呼吸を整え、長くサボっていた運動を再開し、まるで禅寺の修行僧のような日々を過ごしています。

おかげで体調はよい。めちゃくちゃよいです。体重、体脂肪率は30代前半の頃と同じ、持病の喘息も完全になりを潜め、アレルギー性鼻炎にあたってはくしゃみひとつも出ません。こう言っちゃ何だけど下の方もすこぶる元気がよろしい。

びっくりしたのは「かかと」。僕のかかとは角質が硬化して正月明けの鏡餅のような状態が長く続いていました。歩き方が悪いのか、あるいは加齢と体質によるものだと思って、あきらめていたのですが、きのう、何の気なしに足の裏を見てみると、何と、あれだけガサガサだったかかとが嘘のようにつるつるになっています。触ってみるとやわらかく、弾力があって、とても自分のものとは思えないぐらいの変わりよう。

医学的なことは何もわかりませんが、ようするに(あたりまえだけど)「かかと」も体の一部なんだということです。干からびたかかとはおそらく内臓の不調と連動していたのでしょう。

カラダというのは本当に面白いものだと改めて思います。このまま健康フェチみたいになる気はさらさらありません(え、もうなってるって?)が、もう少し、自分のカラダのこと、いろいろと掘り下げてみようかなと思っています。

写真:これで足の裏の角質をカンナで木を削るみたいにゴリゴリ削り取るのです。切れ味は良いですが、失敗すると血がいっぱい出て大惨事に。ドイツ製。

 

コーヒードリップポット

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海辺でコーヒー。というのをやってみたく、ツールを集めているところです。ガラクタだらけの我が家ですので、買い物しなくとも大抵のものはすでに持ってたりするんだよね。このポットも以前ダダティークで使っていたもの。たしかタカヒロというブランドの日本製、高くバリスタの指示を得ているモデルです。もともとはプロ用のツールだけど、昨今のコーヒーブームもあってか自由が丘あたりの雑貨屋などでも見かけるようになりました。けっこういいお値段しますけど、ものすごく使い勝手よく、ひとつ持ってればたぶん一生使えますので、コーヒー好きの方にはかなりオススメです。

アウトドア用ではないけれど、頑丈だし、直火オッケーだし、海で使うのに何の問題もないと思います。ちょっと使い込んだ感じもかっこいいでしょ?

で、次はドリッパーだな。

キダオレ日記 サングラス

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4本めとなるMOSCOTは定番中の定番LEMTOSH(サイズ44)のサングラス。骨董通りのMOSCOTの開店周年記念オリジナル仕様(こういうのに弱いんだよね。)として色付きのガラスレンズがはめられた逸品。色の入り方がマイルドなので、夜のDJ時に使えるかなと思って試してみたけど、それはちょっとキビしかったです。

LEMTOSHはサイズ46も持ってますけど(ていうかLEMTOSHしか持ってないんだけど)結論、小さい方が断然いいですね。少なくとも僕のフェイスには。

 

朝の写真

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薄曇りの夏の朝。出窓に入ってくる光線が弱いせいか、偶然おもしろい色の写真が撮れました。構図もマイテイスト的にはけっこうイケてると思うのですが、左の観葉植物の植木鉢に刺さったプレートの緑がすべてをだいなしにしているようにも感じられ、もういちど撮り直してみたのですけど、うまくいかず。トリミングしたのではせっかくの世界観がだいなしになりそうですので、これはこれで完成と思うことにしました。

中央の雑誌は1988年のSwitch。おととい訪れた我孫子のNORTH LAKE CAFE & BOOKSで入手しました。濃厚な内容のヴィムヴェンダース特集で、見がい、読みごたえたっぷりの保存版。今どき、わざわざ写真に撮って残したいと思うような雑誌に出会えることは稀、このところ新しい発見は過去の中にあることが多いような気がします。いや、もしかしたら僕の美を求める感覚が1990年ぐらいでストップしているのかも知れません。

ここ数日、朝イチで写真を撮ることが日課みたいになっています。ずっと続けるとおもしろいかも。

ジャングル

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土地の境界線の確認作業に立ち会ってきました。僕がまだ子供の頃に祖父から譲り受けた土地らしく、おそらくその当時はそれなりに価値があった(あるいはその後価値が上がると想定していた)のだと思うのですが、現在は見ての通りのジャングル状態で、どうにもなりません。聞けばもともと畑だったところにわざわざ植林したのだそうで、おじいちゃんとしてはきっと「金に困ったら木を切って売ればよかろう。」というようなつもりでいたのでしょう。今や木の値段よりもそれを切るコストの方がずっと高く、もくろみは外れたわけなのですけど、うっそうと茂った木々のエネルギーをそのまま「愛」だと解釈すれば、ああ自分はご先祖様に愛されているんだなと感じることはできます。何もこんな南国調の木を植えることもなかったような気はしますけど。

ボックス

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起床してからの行動は何時に起きてもほぼ毎朝同じ、その動きやルートも時間の経過と共にどんどん固定化されていくように思います。

我が家には親の代から譲り受けた仏壇と神棚がありまして、毎朝これらに祈りを捧げる短い儀式があります。水、お茶を取り替えて手を合わせ、頭を下げるだけの簡易的なものですが、これがないと一日が始まりません。僕自身は実際そこまで真神深くはないですし、特定の教えに深く関わることにはむしろ懐疑的なスタンスに立っている人間ですが、ご先祖様をはじめ、海、山、自然らに敬意を表し、感謝の気持ちを持って祈りを捧げる行為は、うむ、まあそう悪くないものです。むかし「人には神を信じたいという欲求が備わっている。」と言った人がいますが、たぶん、そういうことなのでしょう。

祈りのあと、観葉植物の様子をチェックしたり、庭のオリーブに水を与えたり、カメの水槽を掃除したりなどの作業が終わるのが起床から1時間後くらい。その間ずっと立ったまま動き回っているのですから、まあまあ忙しい朝と言えましょう。

熱いお茶を片手にやっとリビングの椅子に腰かけて、ノートブックを開け、メールやメッセージ、SNSをチェック。そしてこのブログへとたどり着きます。

ご存知、このブログはほとんど読者がおりません。しかし、更新は順調で、最近は回数も増えつつあります。なぜ誰も読んでいないブログをテンション落とさず長期に渡って続けていくことができるのか?

答えは複数あると思うのですけど、この行為(情報をアウトプットすること)が自分にとってある種「癒し」になっていることは間違いありません。「救い」と言ってもよいかも知れない。メカニズムはよくわかりませんが、これがなければ僕の日々の生活はもう少し窮屈で苦しいものになっているような気がします。

受け手の存在はブログ更新のモチベーションにあまり関係ないようですが、しかし、全く誰も聞いていないというのではストーリーが成立しません。(それならわざわざオンラインで世界中に向けて恥を発信する必要はありません。)もしかしたら誰かが見てくれているかも知れない。その「もしかしたら」が重要で、実際に読者がいるかどうかは、たいした問題ではないようです。

そんなわけでね。今日も「どうでもいい話題」のオンパレードです。

写真のボックスは、小物とかのディスプレー用に置いてあったところを近所のカフェで見つけ、無理を言って譲っていただいたもの。言ってみるもんだなあって思いました。